『爆弾』映画のあらすじは?配信やキャスト、原作についてもご紹介!

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無邪気……。パイヨミです。

さて。今回は映画『爆弾』についてご紹介したいと思います。

福田組の影響からお笑い担当のイメージが深く浸透してしまった佐藤二朗ですが、今回ばかりは恐怖を覚えました。

天才同士のライバル関係に伏線バリバリの心理戦って、やっぱり好きだなぁ。

あらすじやキャストのほか、ラストの考察や原作情報なども紹介しているので興味のある方はご一読ください。

それでは、どうぞ。

『爆弾』とは

原作はベストセラーの推理小説

映画『爆弾』は小説家・呉勝浩による長編推理小説が原作となっています。

原作小説は2022年2月に『小説現代』にて掲載され、4月に講談社から単行本が刊行されました。

2025年5月にはコミカライズが連載開始、10月より実写映画が上映されて大ヒットを記録しました。

原作:呉勝浩
監督:永井聡
上映時間:約137分

監督・永井聡といえば2017年の『帝一の國』が有名ですかね。ほかにもいくつか映画を撮られていますが、元はCMディレクターです。

原作者の呉勝浩(ご かつひろ)は名前の雰囲気から想像がつきましたが、在日韓国人ですね。

調べたところによると韓国語は扱えず、生まれは青森県だとか。サスペンスや推理系の小説を得意としているようです。

デビュー当初はコールセンターで働きながら執筆していたとか。

あらすじ

酔った勢いで酒屋の店員に暴行を働き、警察に連行された中年男は取り調べの際に「スズキタゴサク」と自称し、霊感によって事件を予知できると奇妙なことを語り始めた。
予知した時刻に秋葉原で爆発が起きると、「この後も1時間おきに3回の爆発がある」と予告したスズキだったが、肝心なところは話そうとせず、のらりくらりと質問をかわし続ける。
事件の報告を受けて警視庁から派遣された類家は、スズキが言葉遊びを交えながら爆弾の設置場所のヒントを寄越していることに気づくが……。

果たして爆弾のありかは? スズキが犯人なのか? って感じですね。

映画『爆弾』はこちら

『爆弾』映画のキャストは?

主要キャラクター

類家:山田裕貴

警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事。清宮の部下として取り調べに同行。鋭い観察眼と推理力を持ち、スズキタゴサクの言動から事件の全容を解明しようと試みる。

スズキタゴサク:佐藤二朗

酔って暴行を働き、逮捕された中年男。霊感と称して爆破予告をし、ゲームをするようにクイズと言葉遊びで爆弾のありかを教えながら警察を翻弄していく。

圧倒的カリスマ。この人のおかげで本作のギミックは完成したと言えましょう。

等々力功:染谷将太

野方署の刑事。初めにスズキタゴサクを聴取していたが、類家たちに取り調べを引き継ぎ、現場でスズキの正体を探っていく。

清宮輝次:渡部篤郎

警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事。等々力から引き継いでスズキタゴサクの取り調べを行い、彼の仕掛けてきたゲームに付き合いながら内面を探ろうとする。

倖田沙良:伊藤沙莉

沼袋交番勤務の巡査。酔って暴行を働いたスズキタゴサクを野方署に連行。先輩の矢吹と共に爆弾捜索に奔走する。

矢吹泰斗:坂東龍汰

沼袋交番勤務の巡査長。交番勤務から刑事になるチャンスを伺っており、窺う交番勤務の巡査長。交番勤務から刑事になるチャンスを伺っており、いち早く爆弾を見つけようと野心を見せる。

伊勢勇気:寛一郎

取調室で調書を取りながら見張り役を務める野方署の巡査長。スズキの不気味な発言に不快感を抱きつつ、重要な手がかりを耳にして興味を示す。

その他のキャスト

長谷部有孔:加藤雅也

野方署に勤務していたベテラン刑事。人望も厚く、優秀な刑事だったが、過去にとある不祥事を起こした後、他界。

石川明日香:夏川結衣

長谷部有孔の妻。夫の他界後は一家離散したが、現在は娘の美海と暮らしている。

石川辰馬:片岡千之助

長谷部有孔の息子。

石川美海:中田青渚

長谷部有孔の娘。

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『爆弾』映画の見どころは?

緊迫した心理戦

酔っ払いの取り調べから一変、爆弾テロ事件へと発展する本作ですが、取調室での遣り取りには本当に緊張感があります。

佐藤二朗が演じるスズキタゴサクは一見して自分を卑下する情けない男ですが、爆弾のありかを示す発言をした際には指を一本ずつ立てるなど、警察を挑発するような素振りを見せながら自らの能力を誇示していく

どこにヒントが隠されているのか分からない状況から、ぺらぺらと無駄話を繰り広げる彼の話に警察側は耳を傾けざるを得ず、質問をするとすかさず何かを要求されるなど、終始優位な状況を奪われたままです。

真正面から向き合うほどその術中にハマり、自らに対する憎悪を露わにさせることこそがスズキの狙い。

清宮さんとかはまんまとやられちゃうわけですが。

うだつの上がらない謎の中年男が時おり見せる鋭い目つき、さらにそこから繰り出される狂気の発言というスイッチの切り替えを見事に演じきった佐藤二朗の存在が本当に素晴らしかった。

個人的に見応えを感じたのは、むしろ類家が自ら取り調べを始めるまで。

清宮を翻弄するスズキ、そして彼を中継して冷静に状況を把握しようと試みる類家。

まるでアバター戦のような立ち位置でスズキに対抗する類家の頭脳は冴えわたり、清宮を屈服させるスズキには圧倒的なカリスマを感じました。

巧みなミスリード

以下はネタバレを多く含む内容となります。
未視聴の方はご注意ください。

ここからはネタバレになりますが、やはり本作の優れた点はスズキタゴサクが実は黒幕ではなかったということでしょう。

本来、こういった作品では事件を起こした知能犯の脳内を探り、動機を探り、事件の真相にたどり着く流れになるかと思いますが、本作を見ていくとあらゆる状況が明らかになっていく中で、スズキの動機が一向に見えてこない。

どう結びついて今回の事件を起こしたのかと首を傾げていると、まさかのネタばらし。

黒幕は他にいて、彼はただの実行犯の一人に過ぎなかったとは……。

佐藤二朗の演技が凄すぎて、絶対に単独犯だと思わされてました。

犯人が複数犯だという推測はできたはずですが、それを候補に挙げさせないのは、やはりスズキタゴサクの存在感があってこそ。

真犯人が練った計画にアレンジを加えて真の黒幕になろうとしていたなんて発想、なかなか思い浮かぶもんじゃありません。

これは原作者のアイデアが素晴らしかった。そのうえで真相を見破られにくくする佐藤二朗の怪演。

「まさに実写化をしたことで本作は完成された」と私は感じました。

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『爆弾』映画の最後の爆弾とは?

以下はネタバレを多く含む内容となります。
未視聴の方はご注意ください。

未解決という檻

最後の爆弾を所持した石川明日香が野方署を訪れ、スズキもろとも自爆。

そんな予想をさせたうえで爆弾はフェイク。これがスズキタゴサクにとっての完全勝利ともいえる筋書きでしたが、爆弾が偽物であることを類家に見破られ、「今回の勝負は引き分けです」と言い残したスズキ。

では、最後の爆弾は一体どこにあるのか?

実のところ、本物の爆弾なんてないのかもしれません。

スズキが予告した三度目の爆弾が「犯行予告の動画」であったように、彼の言う爆弾がすべて「実物の爆弾」であるとは限らないわけです。

引き分けという言葉を用いたことから、「自分が真犯人ではないこと」や「最後の爆弾がフェイクであること」を類家に見抜かれたスズキは一部の敗北を認めています。

ですが、最後の爆弾は未だどこかに存在するかもしれず、永遠にこの事件が解決することがない状況を作り出したことで、スズキの狙いは完遂した、それゆえの引き分けだと解釈することができます。

私は小説が未読で映画版のみの鑑賞となりますが、調べたところによると明日香に偽の爆弾を持たせた理由は、彼女に嘘をつき続ける人生を歩ませることが目的だった、という内容が小説版では示唆されているようです。

第二のタゴサクの誕生

また、スズキタゴサクの犯行はここで終わりになったものの、自身の思想を類家の心に深く知らしめました。

彼の口から社会に対するどす黒い本心を引き出すことに成功したスズキは、類家の内にある危うさを刺激し、一歩違えば同族になりうるという懸念を植え付けました。

――残酷からも綺麗ごとからも逃げない。

そのような発言から類家の心がスズキに浸食されたという展開は避けられたように思いますが、今回のスズキタゴサクの一連のテロにより、その思想に感化されて模倣犯が現れるかもしれないという点もまた、彼の示した最後の爆弾となりうるのかもしれません。

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『爆弾』には続編がある!

『爆弾』の原作には続編があり、『法廷占拠 爆弾2』が2022年7月22日に『小説現代』にて掲載され、7月31日に講談社から単行本が刊行されました。

逮捕されたスズキタゴサクの裁判を行っている最中に立てこもりが発生し、籠城犯vs警察vsスズキタゴサクの三つ巴の騙し合いになるようです。

三つ巴の騙し合いって、タゴサクがどんな活躍するのか気になるわぁ。

『法廷占拠 爆弾2』の書籍はこちら

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『爆弾』映画の配信は?

いかがでしたか。

佐藤二朗の狂気の演技と見事な伏線回収であっという間に見終えてしまいました。

基本的に邦画よりは洋画派な私ですが、本作はかなり満足のいく出来栄えでしたので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。

『爆弾』映画予告編

予告編を紹介しておきます。

『爆弾』映画配信情報

【Netflix】で観る

2026年6月現在、映画『爆弾』はNetflixにて独占配信中です。

この機会に試してみてはいかがですか。

本作が好きな人におすすめ

『ユージュアル・サスペクツ』

優れた叙述トリック、警察を翻弄する話術という点から『ユージュアル・サスペクツ』をおすすめしたいと思います。

次世代の不穏分子の種まきという点では『死刑に至る病』もおすすめです。

『ユージュアル・サスペクツ』の配信情報

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本ページの情報は2026年6月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

それでは、また。

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