※本ページはプロモーションを含みます。
私はビビン人間です。パイヨミです。
寝違えた日って、何だか一日中首が傾いてるような気分がしてつらい。
もう一回寝たら治るかしら。
……さて。
今回は『白と黒のスプーン~料理階級戦争~』シリーズ第2弾!
トップ8の紹介と、第5ラウンドの前編と称して第1ミッションを解説していきたいと思います。
本当は本編を見ていただきたいところですが、めんどくせーから結果だけ知りたいという人や、あの熱いバトルを他の人はどう見たのか、と思っている人にはぜひ読んでいただきたい。
ネタバレ上等。より多くの人に知ってもらいたいです。
ちなみに未視聴の方に向けた番組の紹介記事もありますので、ざっくりとどんな作品なのか知りたい方はそちらをどうぞ。
合わせて読みたい
▶『白と黒のスプーン』未視聴向けの紹介記事はこちら
トップ8が出揃う
決勝戦を目指すのは以下の8名。
白さじと黒さじが半分ずつ残るまさかの展開となりましたが、個人的には残るべくして残ったメンツな気がします。
第4ラウンドの悲劇によって岡持ち料理人を含む3名が実力も発揮できずに脱落したのは非常に残念でしたが、ここからの戦いは緊張感がありとても見応えがありました。
準決勝ともなると、グラビア撮影が行われるんですね。普段のコック姿と違い、綺麗に着飾った様子がいかにも韓国らしくて素敵です。
ちなみにおまかせ1号さんはコック服とグラビア画像のギャップが素晴らしく、まさに女優のようだと話題になっていたようです。
チェ・ヒョンソク(白さじ)
専門分野:イタリア料理、フュージョン料理
韓国では言わずと知れたスターシェフ。
テレビ番組の露出が多く、知名度は抜群。
自身の店では一風変わった料理を提供し、実験的に美味しい料理を研究しています。
第4ラウンドまでは戦略的に勝ち進んできた印象ですが、エースの実力はどれほどのものか。
エドワード・リー(白さじ)
専門分野:アメリカの南部料理
アイアンシェフの優勝者。
肉料理を得意とする彼ですが、韓国料理の多様性を世に知ってもらうため、今大会では他分野と韓食の融合に挑戦しています。
韓国語があまり得意でなく、特に第4ラウンドのチーム戦では苦戦を強いられましたが、審査員の反応から味の品質は間違いなくトップクラス。
言葉選びや紳士な振る舞いがカッコ良すぎる!
チョン・ジソン(白さじ)
専門分野:中華料理
“点心の女王”と呼ばれる彼女。
二つ名の通り料理の実力はもちろん申し分ないですが、私としては団体戦における活躍がとても好印象で、チームになくてはならない存在であったように思えます。
気持ちの熱い方だというのが見ていてよく伝わりました。
リーダーを凌ぐほどのリーダーシップ、お客さんの食べ残し具合から軌道修正など、普段からキッチンを統括している姿が目に浮かびます。
チャン・ホジュン(白さじ)
専門分野:和食
トップ8の中で唯一の和食シェフ。
第4ラウンドまでは目立つ料理人の影に隠れてさほど存在感を発揮していませんでしたが、運だけで勝ち残れるほど甘い番組ではないのできっとすごい料理人なのでしょう。
他の参加者に比べて少々ノリが軽いような印象を受けましたが、チームに対して協力的で、皆を鼓舞するような役割であったように思えます。
いつも自信なさそうなところが、逆にキャラが立っていました。
ナポリマフィア(黒さじ)
専門分野:イタリア料理
生パスタ、リゾットなどを得意料理とする彼は本場ナポリで修行を積み、国内では他の追随を許さないほどの腕前のようです。
冒頭から自信たっぷりの言葉に第一印象はむしろ「弱く見えるぞ」って感じでしたが、努力に裏付けされた確かな調理技術と、キッチンに立った際の冷静な姿が格好いい……。
個人戦では他者を出し抜く狡猾さを見せ、チーム戦では大事な役割を数多く任されて仲間思いの一面が見られるなど、後半になるにつれて人柄に惚れてしまう存在であること間違いなしです。
料理する変人(黒さじ)
専門分野:イタリア料理
キッチンを忙しなく動き回る姿や審査の際に独特のポーズで待つのが印象的な彼ですが、恐そうな顔をしているわりに実は繊細で、とても綺麗な料理の盛り付けに驚かされます。
独自の世界観を持つ彼はチーム戦が苦手なように見えて、実はそうでもないんです。自身の役割をきちんと理解し、周りもよく見えている。
けれどそのせいか個人戦の時に比べ、個性が半減しているような印象を受けました。
ここから本領を発揮してほしい。
トリプルスター(黒さじ)
専門分野:イタリア料理
アン・ソンジェがオーナーシェフの3つ星レストラン「MOSU」で働いた経験のある彼。
噂によるとナンバー2だったとか。(定かではないけれど)
その経緯から”トリプルスター”というニックネームを選んだ彼は物静かで澄ました顔のわりに、途中からどえらい存在感を発揮してきました。
チーム戦では2度のリーダーを務め、第4ラウンドが始まる頃には出演者の大多数が優勝候補に挙げるほど。
確かな技術と全体を見通す目で、元上司を見返すことができるか。
おまかせ1号(黒さじ)
専門分野:韓食
自身のお店では、韓国料理をコースで提供するというこのお方。おまかせ式で料理を提供することから”おまかせ1号”と名乗ったそうです。
恐ろしいほどの手際の良さで、序盤から豪華なおかず盛り合わせを披露しました。
調理の素早さに加え、味付けの精度も確かな彼女はチーム戦にて大きな戦力となりました。
基礎は十分ですが、やや独創性に欠けるところがあり、後半は厳しい戦いとなりそうです。
第5ラウンドを解説
第5ラウンドで勝ち残れるのは2名のみ。
2つのミッションが行われ、勝ち残った者が決勝へと駒を進めます。
また、第1ミッションで8名中1位になった者は自動的に決勝へ進め、第2ミッションは残った7名で残りの1席を争う流れになっています。
第1ミッション
テーマは、「人生を調理せよ」。
自身の人生を一品の料理に込めるというものですが、曖昧な要求ゆえに何を作ればよいのか決めるのが難しいお題です。
けれど可能性は無限大なので、期待値は高い。
ペク・ジョンウォンとアン・ソンジェがそれぞれ100点満点で評価し、2人の合計点で順位を競います。
それぞれに思い入れのある料理と、それにまつわるエピソードはペクさんが言っていた通り、まさに8名の人生を体験するようで胸に響きました。
各料理人の総合点
チョン・ジソン
料理名:松鼠桂魚
169点(ペク:87 アン:82)
彼女が最初に学んだ中国料理で、最も魅了された料理。これに出会わなければ料理人の道を歩んでいたか分からないほど、思い入れの強い一品。
当時は女性シェフが少なく、苦しい環境だった中で活力となったそうです。
少し生臭さが残ったのが残念でした。
エドワード・リー
料理名:現代風マグロとキャビアのビビンバ
179点(ペク:97 アン:82)
韓国系アメリカ人であるエドワード・リーは、自身を様々なものが入り混じった”ビビン人間”であると表現しました。
ビビンバという身近な料理を、特別なものに仕上げたかったそうです。
人生を体現した素晴らしい発想力にペクさんが高評価をつけた一方、アンさんは切って食べる料理をビビンバ(混ぜご飯)と呼んでよいものか疑問視した結果でした。
チャン・ホジュン
料理名:クロタマネギ
178点(ペク:91 アン:87)
玉ねぎを丸々1つ使用して焼いたお料理。お店の看板メニューであり、白さじに選ばれるほどの人気店になれたきっかけの一品です。
安価な食材ながら熱を加えた際の本来の甘みが生かせているものの、中まで火が通っているか不安で外側を焼きすぎたのが減点対象となりました。
おまかせ1号
料理名:安東グッシ
175点(ペク:90 アン:85)
幼少の頃、父の事業の失敗と重い病が続き、母が市場の隅で麺料理の屋台を開きましたが、しばらくして母も病を患ったために仕方なく自身がそれを学び、店を切り盛りしてきました。
幼いころは店で食べるのも嫌いで、やむなく覚え始めた麺料理でしたが、おかげで家族を守ることができ、自身の店を構えるまでに成長できた恩人だと語っていました。
料理する変人
料理名:規格外の玉ねぎで作ったオニオンスープ
177点(ペク:88 アン:89)
人相の悪さから嫌煙されがちな自身と玉ねぎが似ていると感じ、本来の良さを知ってほしいというテーマで作られた料理。一見荒っぽい料理に見えて実は優しい味。身体を芯から温めてくれます。
欲を出しすぎて玉ねぎエキスのようになっているとペクさんからは指摘されましたが、アンさんからは完成度が高いと評価を受けました。
やっぱりあの2人って、評価が割れるのよね。
ナポリマフィア
料理名:カニキムチ鍋パスタ
182点(ペク:92 アン:90)
共働きの両親に代わり、幼いころに面倒を見てくれた曾祖母との思い出の一品。曾祖母が好きだった飴の形をしたパスタや小銭入れに見立てたロール白菜など細部に凝った仕様となっています。
とても美味しかったらしく、審査員もたくさん召し上がっていました。さほど有名でもない料理をパスタと組み合わせる発想や、高価な食材は使わずにその地方で入手可能な食材をメインに添えたことも高評価に繋がったようです。
ちなみにアンシェフは、どんな料理にもさらなる可能性があるということで、最高得点の上限を90点にしているとインタビューで答えていました。
要するに満点じゃーないか。
トリプルスター
料理名:貝のクリームスープ
179点(ペク:92 アン:87)
韓国系初の3つ星獲得者、アメリカのコリー・リーシェフを番組で見た彼は「この人の店で働こう」と決心し、単身でアメリカに渡ります。寝る間も惜しんで努力を続けてきましたが、つらい時にはピア39という店を訪れ、温かいクラムチャウダーを食べて励まされていたようです。
今回はこれまでの学びを生かし、思い出のクラムチャウダーを高級感あふれるファインダイニング風にアレンジしたメニューを表現。
刻んだ数種類の野菜のサイズをキャビアと揃えることで、よりきれいに見せる目論みをアンシェフは見抜いてくれましたが、良かれと思ってメインに添えたメロが逆効果になったようです。
チェ・ヒョンソク
料理名:ボンゴレ
181点(ペク:93 アン:88)
初めて働いたイタリア料理店で縮こまっていた彼は、先輩たちから奇抜な新人歓迎を受け、その際に振る舞ってもらったボンゴレがとても美味しく、思い出の味だそうです。
その際に彼は「店で一番おいしくボンゴレを作れる人になりたい」と思い、それを実現。これまでにレシピを8回も改良した自信作でしたが、”にんにくを入れ忘れる”というまさかの大失態を犯して失点。
これがなければ1位通過だったかもしれない、という面白い展開でした。
総得点の順位表はこちら
1位 | ナポリマフィア | 182点(ペク:92 アン:90) |
2位 | チェ・ヒョンソク | 181点(ペク:93 アン:88) |
3位 | エドワード・リー | 179点(ペク:97 アン:82) |
3位 | トリプルスター | 179点(ペク:92 アン:87) |
5位 | チャン・ホジュン | 178点(ペク:91 アン:87) |
6位 | 料理する変人 | 177点(ペク:88 アン:89) |
7位 | おまかせ1号 | 175点(ペク:90 アン:85) |
8位 | チョン・ジソン | 169点(ペク:87 アン:82) |
第1ミッションの結果、1位を獲得したナポリマフィアが決勝戦へ進むことになりました。
曾祖母との思い出の一品というシンプルなストーリーながら、コンセプトに抜かりがなく、第1ミッションにおける模範解答のような一皿に仕上がっていました。
曾祖母の小銭入れや好きだった飴をモチーフに加えたところも素晴らしかったですが、個人的に「こいつやるな」と感じたのは、パスタを使用する以外にイタリアンの要素を加えるため、出汁をモカポットに入れて直前に提供したところ。
さらにダメ押しとなったのは、やはりケグクチがある地方の食材のみを使ったことでしょうか。
料理の腕前もさることながら、ミッションに対する傾向と対策が見事でした。
残りの1席は第2ミッションで決定しますが、これがまた凄まじく熱い戦いだったので、次回に持ち越しさせていただくことにしました。
近いうちにそちらも投稿する予定なので、興味を持った方はぜひ続きをご覧ください。
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▶『白と黒のスプーン』無限調理地獄を解説!決勝の残り1席は誰に?
まとめ
いかがでしたか。
トップ8ともなると、誰が作ったものも間違いなく美味しそうですね。
ちなみに私は、おまかせ1号さんの安東グッシがリアルに美味しそうだと感じました。長年作り続けてきたあれは、絶対に美味いだろー。
第2ミッションも続けて解説したいところでしたが、これがあまりに濃い内容だったので、やむなく前編と後編に分けさせていただきました。
次回にご期待ください。
予告編
予告編をご紹介しておきます。
配信情報
2024年11月現在、『白と黒のスプーン~料理階級戦争~』はNetflixにて独占配信です。
興味のある方はぜひご登録ください。
それでは、また。
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