アニメ『推しの子』第1期のあらすじは? 第2期の前におさらいしておこう。

アニメ『推しの子』第一期のアイキャッチ画像 アニメ
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

ピーマン体操始まるよ!

パイヨミです。

アニメ『推しの子』の第2期が始まり、すでに第十五話まで放送されています。

前回のクールを見直して出遅れた私ですが、ワンクールくらい一瞬で追いつけるので問題なし。

今回は第2期の放送にあたり、前回までの流れと見どころを知りたい人向けの記事となります。

それでは、どうぞ。

『推しの子』とは

『推しの子』は「週刊ヤングジャンプ」にて2020年21号から連載中の青年漫画。

転生ものでありながら、芸能界の裏側や現代社会の闇を描いたリアルなサスペンス劇として見応えのある作品です。

原作は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の赤坂アカ、作画は『クズの本懐』の横槍メンゴが担当しており、売れっ子同士のタッグとして話題にもなりました。

あらすじ
産婦人科医のゴローは、研修医時代に出会った患者のさりなに影響を受け、アイドルグループ「B小町」の星野アイを熱烈に推していた。
ある日、アイの活動休止を知ったゴローが意気消沈していると、妊娠したアイが彼の勤務する病院を訪れます。
全力で推しのサポートがしたいと思い、担当医を引き受けたゴローでしたが、アイの出産当日に彼女の妊娠を知る人物と接触し、その者によって崖から突き落とされ絶命してしまいます。
アイの息子、アクアマリンとして転生したゴローは前世の記憶を持っており、双子の妹であるルビーもまた、かつて患者だった12才の少女さりなが転生した姿でした。

衝撃の第一話

90分拡大版で放送された第一話。

当時の私は、「第一話から拡大版にする必要ってある?」と思いながら見始めましたが、この構成は大正解でした。

転生前のアクアとルビー、それにアイが登場する病院のシーンから、アイドル活動を再開したアイがストーカーによって殺害されてしまうところまでを一気に描き切る。

設定説明からの劇的な急展開は視聴者の心を鷲掴みにし、続きが気になって仕方のない作りとなりました。観た人は確実に第二話へと進んだに違いありません。

それにオープニングを担当しているYOASOBIの「アイドル」にはアイに関する盛大なネタバレが含まれていますので、死に際のシーンを前に聞いておくべきではない曲でした。

愛を知らずに育ったアイは、心の底から「愛してる」と言ってみたくて、ファンに対し嘘をふりまいてきた。

いつかそれが本当になることを彼女は願っていましたが、子どもたちに向けて死に際に放った「愛してる」の言葉がまさしく本物であると確信に至る場面は、インパクト抜群の名シーンでした。

第二話以降の流れ

犯人探し

推しであり、母親であるアイを失ったアクアは、彼女の本意に反すると分かっていながら、密かに復讐を企てます。

アイの情報をストーカーに流した黒幕がいると推察した彼は、自身の父親が真犯人ではないかという憶測のもと、芸能界に近づく機会を伺います。

一方でアイに憧れてアイドルを目指すルビーは、芸能学校に進学。同じく芸能学校の一般科に進学したアクアは、そこで幼少期に共演した元天才子役の有馬かなに再会。

かなにドラマの共演を誘われたアクアは、プロデューサーの鏑木勝也がアイと交流を持っていたことから誘いに乗り、ドラマは好評を得たものの、鏑木は血縁者ではなかった。

ルビーはアイドルグループの結成を目指していたが、メンバーが見つからず苦労しているのを見かねたアクアの計らいで、かなをメンバーとして引き入れることに成功。

グループ名はアイが以前所属していたものと同じ「B小町」に決定した。

恋愛リアリティショー

鏑木からアイの情報を得るため、恋愛リアリティショーへの出演を承諾したアクア。

黒川あかねが誤って共演者の顔を傷つけてしまったことにより大炎上し、それを苦に自殺を図ったところを救った彼は、あかねのイメージ回復戦略を成功させ、炎上を沈静化。

その後は黒川あかねが劇団ララライ随一の演技派女優であることが判明し、番組内でキャラを演じることを勧められた彼女はその才覚を発揮した。

アクアに好意を持ち始めていたあかねは彼の好みの女性であるアイを徹底的に研究、分析し、本人さながらのキャラクター性を披露することでアクアの興味を引くことができた。

番組内でアクアとカップルになったあかねは、彼にその気がないことを知りながら、収録後も交流を持つことを望んだ。

また、アクアの良き協力者として活躍してくれたMEMちょは、密かにアイドルを志望していたことからB小町に誘われ、メンバーが3人になった彼女らは見事にデビューステージを飾った。

第1期を総括

ざっくりとした流れはこんなところですが、恋愛リアリティショーでの炎上騒ぎは何とも胸が苦しくなる思いでした。

無責任な言葉の暴力にはリアリティが感じられ、どれだけ人が表層のみを見て物事を判断しているのかということを思い知らされました。

闇には闇で対抗する。

アクアという男は清い心を持っていながら、同時に狡猾な面も持ち合わせており、その歪な人間性のおかげで彼に関わった者たちは危機を乗り切ることができている。

その点が今のところの注目箇所でしょうか。

精神的には二周目なのに、肉体が思春期に影響され、精神的にやや不安定な設定であるところは面白いですね。

ルビーに関しては、第一期ではあまり活躍する場面が描かれませんでしたが、今後の展開で存在感を発揮してくれることを願います。

アクアの作りこみが良いだけに、このまま蘭姉ちゃん的な存在になるのはちょっと勘弁かなぁ……。

見どころ

さて。今作の個人的な見どころは、何といっても有馬かなです

チョロい女と称される彼女は、優秀でありながらポンコツ。

恋愛構図的にはアクアにとっての幼馴染ポジションに当たってしまい、ヒロインとしておよそ望み薄な彼女が私的にはかわいくて仕方がない。

一流女優なのにも関わらず成り行きで(アクアのせいで)アイドルグループB小町に加入させられ、歌が上手いという理由からセンターまで任されてしまう始末。

じゃあルビーの存在価値は?と思ってしまう私でしたが、そのことはさておき、有馬かなはストーリー上でもスピードワゴンさながらに解説役もこなす、素晴らしいキャラクターなのです。

思えば子役時代から、彼女は散々な人生を歩んできました。

”10秒で泣ける天才“と持てはやされた彼女はバーターで出演したアクアに敗北感を味わい、子役としてのピークを過ぎてからは自己主張が仇となって干されている。

演技が上手すぎるゆえに共演者のメンツを潰してしまうことを恐れ、わざと下手に振る舞う姿や、アクアに対する不器用かつストレートな愛情表現は健気で愛着が湧きます。

最終話。B小町のデビューステージ。

その展開で正解なのかと不安に思いつつ、センターに立って輝く彼女の姿を見た時、推しの子で私にとっての推しは、有馬かなに確定しました。

女優でもアイドルでも、何でもいい。

彼女の努力がいつか報われることを、私は望みます。

まとめ

アニメ第1期では、原作のプロローグ「幼年期」から第4章「ファーストステージ編」までが描かれました。

第2期は「2.5次元舞台編」からのお話となりますが、原作を追っていない私にとっては情報がまったくないところからのスタートとなります。

何やら舞台をやるようですが、アクアの闇の力でまた面白い展開になることを期待しておきましょう。

第2期予告編

第1期を見終えた後は、ぜひ第2期をご覧ください。
PVを紹介しておきます。

第2期に関するレビューもそのうち書こうと思っているので、よければまた足を運んでください。

第1期の配信情報

上記の他にも複数のサブスクにて配信しているようなので、詳しくは公式サイトをご覧ください。

それでは、また。

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