『KPop Demon Hunters』楽曲にTWICEが参加！

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さて。今回はNetflixの新作映画『KPop Demon Hunters』をご紹介したいと思います。

K-POPアイドルが悪魔狩りするお話を日本の会社が出資して、アメリカの製作チームが作るだと？

「え―。何かつまんなそう」と思ったあなた！

絶妙なコラボレーションでしたよ。

あらすじや見どころなどを載せているので、興味のある方はご視聴前にぜひご一読ください。

それでは、どうぞ。

※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。

『KPop Demon Hunters』とは

『スパイダーバース』の制作会社

『KPop Demon Hunters』は2025年6月20日よりNetflixにて配信されたアニメーション映画です。

日本では『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』と表記されたタイトルで、アクション、ミュージカル、ファンタジー、コメディなどの要素を融合した最高にポップな作品となっています。

制作は『スパイダーマン:スパイダーバース』にも携わっていたソニー・ピクチャーズ・アニメーションで、日本のセル画アニメとはまた違う味わいのCGアニメーションです。

監督はマギー・カンとクリス・アッペルハンス。

K-POPが題材なのに日本の製作会社が出資し、カナダ人とアメリカ人が監督を務めている。

不思議な構図だと思いましたが、共同監督のマギー・カンは韓国生まれのカナダ育ちだそうです。

自身の生まれた国である韓国のルーツにインスパイアされた物語を創作したいという想いから、本作が生まれたようです。

あらすじ

世界的人気を誇るK-POPグループ「ハントリックス」はアイドル活動を行う傍ら、古より受け継がれてきた悪魔ハンターとしての役割を担っていました。
ホンムーンと呼ばれる結界を維持するため、歌声で人々のエネルギーを高めてきた彼らはあと少しで悪魔を完全に消滅できるところまできていましたが、そこでリーダーのルミが歌えなくなってしまい……。

キャスト紹介

HUNTRIX（ハントリックス）

世界的なK-POPアイドルで、悪魔ハンター。
元悪魔ハンターであるセリーヌの指導のもと、悪魔を完全に葬り去ることのできる結界、ゴールデンホンムーンの完成を目指します。

ルミ：アーデン・チョー（歌：EJAE）

ハントリックスのリーダーで高い歌唱力を持つメインボーカル。
亡き母は元悪魔ハンターで、アイドルグループ「サンライト・スターズ」のメンバー。

ミラ：メイ・ホン（歌：オードリー・ヌナ）

ハントリックスのダンス担当で、振付にも参加。
幼少期から問題児として育った彼女でしたが、その独自性が評価されている。

ゾーイ：ユ・ジヨン（歌：レイ・アミ）

ハントリックスのラッパーで、歌詞も担当。
アメリカのバーバンク育ち。グループの末っ子で元気いっぱいのキャラクター。

Saja Boys（サジャ・ボーイズ）

ハントリックスのファンを奪い、ホンムーンを弱体化させるためにジヌが発案したアイドルグループ。彼らに魅了された者たちは悪魔に魂を吸い取られてしまう。

ジヌ：アン・ヒョソプ（歌：アンドリュー・チョイ）

サジャ・ボーイズを率いるリーダー。
元は人間だったが、過去に過ちを犯して悪魔のような存在となり果てている。

サジャ・ボーイズのサジャとは？

サジャとは韓国語で「ライオン」の意味があり、彼らのトレードマークにも使用されています。

また、サジャには「死者」という意味もあり、チョスンサジャと組み合わせることで「死神」という言葉になるそうです。

劇中で彼らが韓国の伝統的な死神ファッションをしていたのは、そのためでしょう。

魔王グウィマ

悪魔の王で、太古の昔から人間の魂を食らって生きてきた邪悪で強大な存在。
悪魔ハンターによって作られたホンムーンにより、人間界から封印された。

担当の声優はまさかのイ・ビョンホンで、意外と出番も多め。
迫力のある演技で、声優もイケちゃうのが分かりました。

『KPop Demon Hunters』の見どころは？

テンポの良いコメディタッチ

本作は『スパイダーバース』にも参加しているソニー・ピクチャーズ・アニメーションが制作しているということで、アクロバティックな映像美は見どころの一つかと思います。

戦闘シーンもさることながら、ステージの演出や照明なども凝った作りで、ミュージカル映画としても優秀だと感じました。

また、テンポよく動き回るキャラクターたちは感情表現も豊かで、目がハートになったり、腹筋になったりする演出は昔ながらのカートゥーンアニメーションを連想させました。

笑える演出が随所に散りばめられているのはさすがアメリカ人といったところで、小粋なジョークが飽きさせない展開となっています。

韓国文化へのリスペクト

K-POPをメインのモチーフにした斬新なミュージカル作品である本作は、それ以外にも韓国の文化を多様に取り入れています。

通常は海外の人が作ったアジア作品って、解釈が間違っていることが多いんですよ。

東京なのに何となくニューヨークっぽかったり。

それに比べて本作は韓国らしさの再現度が高く、細部にまでこだわっているのが伝わってきます。

サジャ・ボーイズに用いられる死神のイメージや、韓国の伝統的な巫女も、独特の文化を上手く取り入れています。

巫女は神をその身に憑依させて悪魔祓いを行う職業。本来的に人の関心を集める職業のアイドルに神が降りやすいというのは、韓国では昔からよく言われている話だそうです。

そう考えると、アイドルが悪魔祓いをするという本作の設定は、馬鹿げているように見えて実は説得力があるんですね。

ちなみに上記の画像にも見られる虎on鳥のキャラはジヌの使いでルミに伝言を届けますが、この奇抜なキャラデザも韓国の教科書によく載っている虎と鳥の絵をモチーフにしているみたいです。

調べてみると、虎は確かにそっくりでした。笑

劇中歌がどれも素晴らしい

そして本作の最大の魅力は、何と言ってもK-POPですよ。

劇中で歌われている楽曲にはBTSやBLACKPINKなどの楽曲制作に携わった方々や有名なK-POPのプロデューサーなどが起用されており、本場の実力をこれでもかと言わんばかりに味わうことができます。

キャラクターの歌担当が声優とは別に割り振られているため、歌やラップはびっくりするくらい上手いです。

加えてK-POP特有のダンスの振付もかなり本格的で、実在のユニットとして売り出しても遜色ないほどでした。

実際、本編に登場するアイドルたちのキャラデザは実在のアイドルを色々とミックスして考案されたようなので、そこにも本物らしさを追求した努力が伺えます。

『KPop Demon Hunters』サウンドトラックにTWICEが参加！

リードシングル「テイクダウン」はTWICEが担当

劇中でも歌われているハントリックスの新曲「テイクダウン」には、TWICE Ver.が存在します。

TWICEのメンバーであるジョンヨン、ジヒョ、チェヨンがそれぞれの役に沿ったパートを担当し、エンドロールではレコーディング風景と共に彼女らの歌声を聞くことも可能です。

また、劇中には名前だけですがTWICEが存在し、ハントリックスの次に人気のあるガールズグループとして描かれています。

劇中歌の中の一つにもTWICEの担当する楽曲「Strategy」があり、本編の途中で流れるので、ぜひ耳を澄まして探してみてください。

サウンドトラックが発売中！

配信と同時に、劇中で流れた楽曲のサウンドトラックが発売されました。

かくいう私も見終わった直後に購入したわけですが、本当にいい曲ばかりなので、K-POPの曲が好きな人はこれを聴くだけでも価値のある作品になるかもです。

『KPop Demon Hunters』の配信は？

いかがでしたか。

本作を観ると、いかにK-POPが世界に浸透しているのかが伝わってきました。

映画という都合上、やや駆け足な展開だったのが残念でしたが、人気が出ればパート2の製作もありそうなコメントが公式の方で見られたので、期待して次回作を待ちたいと思います。

『KPop Demon Hunters』予告編

予告編を紹介しておきます。

『KPop Demon Hunters』配信情報

おすすめの動画配信サービス

2025年6月現在、『KPop Demon Hunters』はNetflixにて独占配信中です。

この機会に試してみてはいかがですか？

本作が好きな人におすすめ

『劇場版 マクロスF』

アクションとアイドルの融合、歌が世界を救う映画という点から『劇場版 マクロスF』がおすすめできると思います。

おすすめの動画配信サービス

本ページの情報は2025年6月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

それでは、また。