ドラマ/番組

泣ける韓国ドラマ!Netflix『おつかれさま』のキャストは?

  1. HOME >
  2. ドラマ/番組 >

泣ける韓国ドラマ!Netflix『おつかれさま』のキャストは?

本ページはプロモーションを含みます。

これは声なき叫び!
パイヨミです。

さて。今回は韓国ドラマ『おつかれさま』をご紹介したいと思います。

人生とは非情で、気まぐれに幸福をもたらし、すぐさま突風が吹き荒れる。

本作を観ていると伝記を読んでいるような、とてつもなく親しい人物の生活に寄り添っているような錯覚に襲われます

あなたも本作を通じ、一つの壮絶な人生を疑似体験してみてはいかがでしょう。

それでは、どうぞ。

AmazonPrimeVideo

『おつかれさま』とは

作品の概要

巨額の製作費を投じた話題作

『おつかれさま』はNetflixにて2025年3月7日から全16話で配信された韓国ドラマです。

舞台は1960年代の韓国・済州島から始まり、2025年ソウルまで壮大なスケールで描かれます。

2023年から1年をかけて撮影が行われた本作は、製作費がなんと600億ウォン(約60億円)

各時代のリアリティを追求すべく、町を丸ごと1つ作ってしまいました。

冒険に満ちた人生の旅路

本作は海女の娘オ・エスンと鮮魚店の息子ヤン・グァンシクを中心に人生の軌跡を描いた物語で、四季を通じて4話ごとに季節を跨いでいきます。

主人公エスンの青年期と、その娘であるクムミョンはIUが1人2役で演じられており、似た者同士でありながら異なるキャラクター性を発揮した親子の演じ分けは必見。

ちなみに韓国語のタイトル「폭싹 속았수다(ポクサク ソガッスダ)」は、済州島の表現で「本当にお疲れ様でした」となりますが、標準語では「すっかり騙された」という意味になるそうです。

大ヒット作を手掛けた2人がタッグを組んだ

監督は『ミセン』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』のキム・ウォンソク、脚本は『椿の花咲く頃』のイム・サンチュンで、どちらも数々のドラマ賞や高視聴率を獲得している作品を手掛けたヒット作の名手。

Netflixオリジナル作品は全話一挙配信が原則ですが、本作は四季を通じて人生の軌跡を描いた作品ということもあり、初回の公開日から毎週金曜日に4話ずつ公開するという異例の公開方式を採用しました。

配信後は韓国のみならず、台湾やベトナム、香港などあらゆる国々で1位を記録。

あらすじ

1960年代の済州島。10歳で海女の母親を失った少女エスンは、いつか島から出て詩人になることを夢見ていた。
高校生になった彼女は幼馴染のグァンシクと共に島を出るべく駆け落ちをするものの、あえなく失敗。
献身的に支え、愛し続けてくれるグァンシクとの結婚を決めたエスンでしたが、彼の親からは猛反対され……。

『おつかれさま』はこちら

キャスト紹介

主要キャスト

オ・エスン: IU、ムン・ソリ

1951年生。海女グァンネの娘。
気の強く、乙女チックな感性を持つ彼女は中・高と優秀な成績を収めていた。
将来は詩人になることを夢見ている。

IUは娘のヤン・クムミョンと1人2役です。

ヤン・グァンシク:パク・ボゴム、パク・ヘジュン

1950年生。鮮魚店の息子。
無口で誠実な男性で、鉄のように強い心を持っている。
一途にエスンを思い続けており、彼女の為なら苦労を厭わない。

ヤン・クムミョン:IU

1969年生。エスンとグァンシクの娘。
母親に似た秀才でソウル大学に進学後、大企業に就職。
大学時代の同級生ヨンボムと交際している。

ヤン・ウンミョン:キム・ユソク

1973年生。エスンとグァンシクの息子。
幼少期から問題児で、両親には迷惑ばかりをかけて生きてきた。
エスンと因縁のあるサンギルの娘ヒョンスクと交際しており、周囲からは反対されている。

チョン・グァンネ:ヨム・ヘラン

エスンの母。済州島の海女。
早くに夫を亡くし、1人親だった彼女は娘のエスンが学校に通えるよう夫側の実家に娘の戸籍を移したが、そちらの家で虐げられていると知り自ら引き取ることに。
海女の仕事の影響で灰を患い、エスンが10歳の時に29歳で亡くなっている。

プ・サンギル:チェ・デフン

1939年生。裕福な船長でバツイチ子持ち。
エスンとの縁談が破談になり、その後漁村組合長の立場を奪われるなど因縁の仲に。
前妻との間に息子が2人、再婚したヨンランとの間には娘が2人います。

「학씨(ハクシ)」(字幕ではクッソと翻訳)が口癖で、韓国ではあだ名がハクシになっているようです。

パク・ヨンラン:チャン・ヘジン、チェ・ソアン

1949年生。サンギルの妻。
エスンの代わってサンギルと再婚することになった彼女は、長年に渡り召使いのような扱いを受けている。

パク・チュンソプ:キム・ソンホ

映画館で宣伝用看板の絵を描くアルバイトをしていた画家。
クムミョンの下宿先の娘と交際しており、バイト先を探していたクムミョンに受付の仕事を紹介。
28歳で兵役に赴き、その後クムミョンと再会。

パク・ヨンボム:イ・ジュニョン

ソウル大学卒。
大学の入学式の日にクムミョンと出会い、以後交際に発展。
兵役で一時離れ離れになったが再会し、クムミョンと婚約する。

『おつかれさま』はこちら

人物相関図(1~4話)

1960年代の済州島。

幼少期に海女の母親グァンネを失ったエスンは、長女クムミョンを身籠ってグァンシクと夫婦になります。

グァンシクの母と祖母は2人の結婚を快く思っておらず、エスンを陰で虐げますが、グァンシクの小さな革命とも呼べる働きかけにより、彼女は常に守られているという幸せを感じ取ります。

一方で過去にエスンとの縁談が破談になったサンギルはグァンシクを自分の船で働かせていましたが、愛妻家である彼の振る舞いが気に入らず、過酷な労働を強要します。

エスンたちは一時飢えるほどの生活苦を経験しますが、祖母のチュノクのおかげで何とか生き延びることができました。

人物相関図(5~8話)

1990年代のソウル。

エスンとグァンシクの娘クムミョンは、ソウル大学に進学し、同級生のヨンボムと交際していた。

一方で済州島に暮らすエスンは女性初の漁村組合長になり、生活はある程度落ち着いていた。

ある日にソウルを訪れたグァンシクは娘が日本へ留学を希望していることを知り、どのように資金を工面するか悩んでいた。

また、エスンの代わりにサンギルと結婚することになったヨンナンは、関白で妻のことを使用人としか思っていない夫に嫁いだことを呪い、愛妻家を持つエスンを羨ましく思っていた。

相関図を見るとエスンとグァンシクは3人の子供に恵まれていますが、とあるきっかけで不幸が起こります。

人物相関図(9~12話)

1990年後半から現代のソウル。

クムミョンは長年交際してきたヨンボムと婚約をしたが、相手の母親と折り合いが合わず婚約を破棄

大学時代に同じ映画館でアルバイトをしていたチュンソプと再会を果たした彼女は、2人で食事に行くことに……。

エスンとグァンシクは、息子のウンミョンがよりによってサンギルとヨンナンの娘ヒョンスクと交際し、2人の間に子供ができたことを知って驚きを隠せません。

エスンは母と昔なじみだった海女たちと刺身店を開業しようとしますが、そこでまたトラブルに巻き込まれ……。

終盤は一家崩壊の危機が訪れますが、手に手を取り合って目の前の現実を打破してきます。

『おつかれさま』はこちら

作品の見どころ

共感を生む"特別じゃない人々"

本作に登場するのは、主に済州島で暮らす普通の人々。

海のそばで生活を営む彼らはその恩恵を受けながら、時に大事なものを奪われていった。

そこに財閥家や特殊能力は存在せず、あくまでも島で生きるリアルが描かれている。

生きる中で生まれる悩みや苦しみ、そして喜び。

そういった誰もが共感できる点が数多く描かれているからこそ、本作は世界的なヒットを記録できたのかもしれない。

グァンシクは、もはや特別と言わざるを得ない存在感を示してくれましたが。

夢を抱く少女と、鉄の男

本作が心に刺さるのは、主人公のエスンが夢を抱いていたからだと思います。

生活のためにプライドを捨て、他人に依存して生きていけば、彼女も裕福な暮らしをして波風の立たない人生を送れたことでしょう。

ですが彼女が夢を抱き、それを捨てまいと抗い、誇り高く生きたからこそ、抑揚のある人生を送ることになった。

懸命に生き、苦労の末にようやく掴みかけた夢を一瞬のうちに打ち砕かれ、また振り出しに戻る。

これほどドラマチックな展開が繰り広げられたのは、エスンが夢を描き、それに向かってひたむきに生きたからだと思います。

さすがに後半は「もう放っておいてあげてよ」と神様に祈りたくなるくらい、エスンの人生は波乱に満ちていましたね。

そして、本作のロスに繋がる一番の要因は、間違いなくグァンシクだと思われます。

鉄のように決して折れない心を持つ男。

まさしく理想の男を体現してくれた彼は、身も心もボロボロになるまで妻を支え、子供たちを支え、最後まで自らを犠牲にして生きてきました。

傍から見れば惨めで苦労の連続ばかりの人生だったかもしれませんが、隣に妻がいたことで幸せな毎日を送ることができたと語るグァンシクこそ、『おつかれさま』というタイトルに最も相応しい人物でした。

心に刺さる詩的な表現

本作は主人公のエスンやその娘のクムミョンによるナレーションが随所に挿入されますが、それらの表現がとても詩的で、苦しい現実や心の機微が上質な表現で描かれています。

エスンは幼少期から成績が良く、いつか詩人になりたいと夢見る乙女チックな文学少女だったので、言葉選びが上手なのも頷けます。

クムミョンは母親と違い現実主義で、普段からポエミーな表現を用いる印象はありませんでしたが、母親譲りの学力の高さでソウル大学を現役で卒業しています。

やっぱり頭がいいと、表現も上手なんですかね。

本作の脚本は『椿の花咲く頃』のイム・サンチュンが担当していて、こちらの作品も最高視聴率23.8%と大ヒットを記録しています。

作中には名言と呼ぶに相応しい台詞がこれでもかというくらいに飛び交い、ただでさえ重たい状況に胸を強く打たれるような衝撃が与えられました。

私が特にぞわっとしたのは、苦しい生活の中でエスンとグァンシクが娘のクムミョンに何不自由なくやりたいことをやらせるため、思い入れの強い持ち家を売り払ったり、自らを犠牲にして子供を育てたりしている姿から、クムミョンがナレーションにて放った言葉です。

彼らの緑を全部食べて、私は木になった。

©Netflix
引用:韓国ドラマ『おつかれさま』

これには胸が苦しくなりましたね。

他にもたくさんの名言が登場するので、ぜひ本編にて打ちのめされてください。

『おつかれさま』はこちら

『おつかれさま』韓国ドラマの配信は?

いかがでしたか。

筆者的には、夏編がピークだと感じました。

なぜなら若かりしエスンとグァンシクへの思い入れが強く、台風の日の”あれ”が悲しすぎた。

長く険しい人生のお話なので、観る人によって刺さる部分は異なるかもしれませんが、最後まで駆け抜けると何かが欠落したような喪失感を味わうことは間違いなしです。

『おつかれさま』韓国ドラマ予告編

予告編を紹介しておきます。

『おつかれさま』韓国ドラマ配信情報

おすすめの動画配信サービス

2025年5月現在、『おつかれさま』はNetflixにて独占配信中です。

この機会に試してみてはいかがですか?

本作が好きな人におすすめ

『フォレスト・ガンプ』

主人公の人生を描いた物語、重たいテーマをポップに描いた作品という点から『フォレスト・ガンプ』がおすすめできると思います。

トム・ハンクスが走りまくるよ。

おすすめの動画配信サービス

本ページの情報は2025年5月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

それでは、また。

-ドラマ/番組