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おい、カレー男。
パイヨミです。
いやーお盆は休んだなぁ。生活リズムが乱れて逆にしんどい。
さて。今回は韓国ドラマ『ナインパズル』をご紹介したいと思います。
最近はミステリーやサスペンス系を脳が求めているようですが、重い話が多いので適度にしょうもない作品を挟みつつ鑑賞しています。
コンビで謎を解くミステリーものは、日本人にも親しみやすい内容かと。
あらすじや見どころを載せているので、参考にしていただければと思います。
それでは、どうぞ。
※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。
韓国ドラマ『ナインパズル』とは
監督は『ナルコの神』のユン・ジョンビン
© 2025 Disney and its related entities
韓国ドラマ『ナインパズル』は2025年5月21日よりDisney+にて公開されたミステリー・クライム・スリラーです。
10年前の未解決事件で発見されたものと同じシリーズのパズルが主人公に送られ、連続殺人を示唆する事件が次々と起こっていくというお話。
プロファイラーのイナと、刑事のハンセムが事件の足どりを追って解決に挑みます。
話数:全11話
監督:ユン・ジョンビン
脚本:イ・ウンミ
ユン・ジョンビンは世界的にも評価された『ナルコの神』の監督も手掛け、本作では現実的な世界観にデフォルメされた漫画のようなキャラクター性を上手く融合させました。

美術がすごくオシャレ。調べたところによると、アメリカドラマの雰囲気を参考にしたそうです。
あらすじ
高校生のユン・イナは帰宅すると殺害された叔父の遺体を発見。謎のパズルのピースを拾った彼女は警察の取り調べを受けた際に帰宅時の記憶がないと証言。容疑者として刑事のキム・ハンセムに目をつけられたが、事件はそのまま未解決となった。
事件から10年後。プロファイラーになったイナのもとへ、叔父の事件の際に発見したパズルと一致するピースが送られる。それを合図に彼女の周辺では、パズルになぞらえた殺人事件が次々に起こり始める……。
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韓国ドラマ『ナインパズル』のキャストは?
主要キャラクター
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ユン・イナ:キム・ダミ
ソウル地方警察庁の犯罪分析チームに所属する優秀な犯罪プロファイラー。
10年前の事件に未だ悩まされ続けている彼女は、自身が犯人であるかどうかを知るため、プロファイラーの道を歩み始めた。
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キム・ハンセム:ソン・ソック
ソウル漢江警察署・強力2班の刑事。
非常に粘り強い人物で、事件の調査は周囲が呆れるほどに執拗。10年前の事件から容疑者としてイナを疑い続けている。
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ヤン・ジョンホ:キム・ソンギュン
ソウル漢江警察署・強力2班のチーム長。
使命感が強く、誠実な人柄で刑事としては模範的な人物。ハンセムが信頼を置く唯一の存在。
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チェ・サン:ヒョン・ボンシク
ソウル漢江警察署・強力2班の刑事。
チームへ最後に合流したため年齢のわりに下っ端扱いを受けており、仲間内では”末っ子”と呼ばれている。
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イ・スンジュ:パク・ギュヨン
ユン・イナの主治医をしている精神科医。
10年前に失われたイナの記憶を思い出すための手助けをしている。
ファン・インチャン:ノ・ジェウォン
スンジュと同じ精神科で働く医師。
元々はイナの担当医だったが、相性が悪く同じ病院のスンジュを紹介した。
ちょい役のゲストが豪華すぎる
本作は特別出演のゲスト俳優が非常に豪華です。
それもほんの少ししか出ない贅沢な使い方をしているところを見ると、監督の人脈によるものなのだろうと思いました。

出番が少ないという時点で、どのような使われ方をするのか想像がつくかもですが……。
以下に一部キャストをご紹介しておきます。
【ユン・ドンフン:チ・ジニ】
イナの叔父で元警察署長
【テ・ドンス:チョン・マンシク】
広域捜査隊 隊長
【オ・チョルジン:ファン・ジョンミン】
済州島に住む権力者
【ド・ユンス:イ・ソンミン】
建設会社の社長
【クォン・サンボム:パク・ソンウン】
元検事長で法律事務所の顧問
みんなヤバいくらいの有名人ですが、中でも個人的に注目したいのはファン・ジョンミンとイ・ソンミン。
ファン・ジョンミンは『ナルコの神』でアドリブのオーバーキルを披露した神父の麻薬王がぶっ飛び過ぎて怖かったぁ。
イ・ソンミンは『財閥家の末息子』で大企業を築いた会長役の眼光が鋭く、目の前にいたら怯える自信しかない。

残念ながら、本作ではほとんど出てこないけどね。
韓国ドラマ『ナインパズル』の見どころ
一歩先を行く天才プロファイラー
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本作でまず魅力を感じるのは、主人公ユン・イナのキャラクター性でしょう。
並外れた観察力で犯人の心理に迫る天才カウンセラーである彼女は警察の捜査の一歩先を行き、カリスマを発揮していきます。
掴みどころのない性格で、すべてを見透かしたような態度が周囲から反感を買いますが、捜査に対してはとても熱心です。
誰よりも早く現場に駆けつけ、犯人の思考を読むべく直接駆け引きをすることもあります。

ブレザーのような服装や、推理モードになると眼鏡をかける様子は、名探偵コナンの風味を加えたのかしら。
天才的な推理力に加え、個性的なファッションやビビッドな赤色のアイテムを好む姿はさながら2.5次元のキャラクターという印象を受け、本作のエンターテインメントの要素としてとっつきやすさを与えてくれます。
飄々とした態度で弱みを見せない性格ですが、実は過去の事件による後遺症で内面に相当の心労を抱えているところがまた惹かれますね。
推理オタクのコンビ
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もう一人の主人公、キム・ハンセムの存在も忘れてはいけません。
序盤こそ粘着質な泥臭い刑事という印象を受けますが、回を進めるごとに本性が見えてくると、非常にチャーミングな要素を秘めていることに気づかされます。
イナに振り回されるところや、筋金入りの推理小説オタクであることなど、恐い人という印象を次々に払拭してくれるので、だんだん可愛く見えてくるんですね。

あの見た目で「実は陰キャなんじゃね?」って感じが良いのよ。
10年もの間疑い続けてきたイナが、犯人ではないかもしれない。
そんなことが脳裏を過ぎってから、2人が協力体制を取るまでにかなりの時間を要したところは個人的に評価できる点でした。
ハンセムにとっては簡単に手を組むほど信用のおける相手ではなく、イナを疑いつつも発言や行動を少しずつ分析し、ある夜にようやく心を開いた様子が、じっくりと積み上げてきた感じがして良かったです。
泥臭く見えてクレバー。彼がイナと同等の捜査能力を有しているところも、パートナーとしての役割を果たしていて素敵でした。
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韓国ドラマ『ナインパズル』の残念な点
以下はネタバレを多く含む内容となります。
未視聴の方はご注意ください。
ミステリーとして未成熟
本作でよく言われるマイナス評価は、ミステリーのトリックをほとんど明かさないところです。
実は9話まで観た時点での私は、それを否定する立場にありました。
本作はミステリーの殺害トリックを解き明かす点が主軸ではなく、ヒューマンドラマとしての物語や人間心理に重きを置いていると感じたからです。
ですが、10話以降の展開があまりに急速に進み過ぎて、これまでじっくりと謎を深めていったのが台無しになった印象を受けました。

できれば、ヒントを小出しにして欲しかった。
途中段階では視聴者側に考える余地を与えないほどヒントがなく、後半で一気に回収されてしまうと、ミステリー作品としては見応えに欠けると言われても仕方がないかもしれませんね。
仮に伏線が張られ、それらがすべて納得のいく展開で回収されたなら鳥肌ものだったかもしれませんが、考えてみると腑に落ちない点が多く、一気に伏線回収は無理があった気がします。

あの二人の捜査能力でシンドンア市場の事件に自力でたどり着けず、人づてに知ったのはちょっと納得いかなかったなぁ。
ラストがすっきりしない
犯人が例のあの人だったのは良かったと思います。問題はやはり、ラストの展開ですね。
犯人は最後まで計画通りに標的を全員殺害し、イナは結局後手に回ったまま何の解決もできずに終わりました。
『金田一少年の事件簿』でもこのようなラストがよく見受けられますが、はじめちゃんはきちんと犯人を推理で追い込んでいます。しかも最後の犯行ぐらいは阻止してみせるからね。
それでも最終的に奥の手を用意していた犯人が自害を図り、止められなかったというのが金田一お得意のパターンで、やるせない気持ちが胸に刺さるわけです。
推理で犯人を追い込めないのであれば、主人公を天才プロファイラーにした意味がなかった気がします。

逆に犯人の手のひらの上で踊らされ、最後の一手を主人公が下してしまうというラストなら悲しみが増して良かったかも。
それを上手く描いていたのが、映画『セブン(SE7EN)』でした。
事件を追っていた刑事に自分を殺害させることで計画の完遂となるあの終わり方は非常に残酷で、かつ納得のいく展開でした。
すべてが犯人の思惑通りに踊らされるか、さもなくばミステリーとして成熟させるか。
本作はその点が中途半端に終わったせいで、ラストがすっきりしなかったように思えます。
韓国ドラマ『ナインパズル』の配信は?
いかがでしたか。
『君は天国でも美しい』に登場したソン・ソックが刑事役と聞いて行ってみたところ、「おっ、キム・ダミも出るじゃん」と期待値高めで観始めました。
結果はやや残念な印象で幕を閉じましたが、終盤に目をつむれば良作だと言えるので、一見の価値はあるかと思います。
相変わらずのキム・ダミ節も魅力的なので、興味のある方はぜひご覧になって見てください。
韓国ドラマ『ナインパズル』予告編
予告編を紹介しておきます。
韓国ドラマ『ナインパズル』配信情報
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2025年8月現在、韓国ドラマ『ナインパズル』はDisney+にて独占配信中です。
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すでにHuluに加入済みの方は、セット割でお得になるみたいですよ。
本作が好きな人におすすめ
『悪の心を読む者たち』
連続殺人犯を追うプロファイラーという点から『悪の心を読む者たち』をおすすめしたいと思います。
韓国の犯罪プロファイラー:クォン・イルヨンが実際に体験してきた光景を執筆した書籍が原作になっており、切なくも心にグッと突き刺さる内容となっています。

内容は重いけど、これは紛れもない名作です。
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本ページの情報は2025年8月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
それでは、また。