『LAZARUS ラザロ』アニメの原作は？監督はあの渡辺信一郎！

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さて。今回はアニメ『LAZARUS ラザロ』についてご紹介したいと思います。

『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎が監督ですからね。期待せずにはいられませんでしたが、果たして……。

作品の見どころほか、素直な感想を載せているので、ぜひお気軽にご覧ください。

それでは、どうぞ。

※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。

『LAZARUS ラザロ』の概要

監督は渡辺信一郎

『LAZARUS ラザロ』は2025年6月から放送されたオリジナルテレビアニメです。

アニメーション制作はMAPPAが担当。

米国のカートゥーン・ネットワーク（通称：TOONAMI）が単独出資し、世界をターゲットに製作されています。

監督・脚本：渡辺信一郎
『カウボーイビバップ』『サムライチャンプルー』

キャラクターデザイン：林明美
『BANANA FISH』

アクション監修：チャド・スタエルスキ
『ジョン・ウィック』シリーズ監督

音響：フォルモサ・グループ
『トップガン マーヴェリック』

『カウボーイビバップ』は気にするな！

世間では『カウボーイビバップ』の続編だとか、アンサー作品だとか色々と比較されています。

ですが監督の渡辺信一郎はインタビューにて”類似点を探すのではなく、ありのままを楽しんで”といった内容を語っていました。

なので私も余計な憶測は立てず、純粋に『LAZARUS ラザロ』を評価していきたいと思います。

あらすじ

西暦2052年、天才科学者スキナーは万能鎮痛剤「ハプナ」を開発して世界中に普及させたが、その後消息不明になった。
それから3年後、スキナーは世界中でビデオメッセージを発信し、ハプナは使用後3年で人間を死に至らしめると発表。
スキナーを探し出すために集められた5人のエージェントチーム「ラザロ」は、タイムリミットの30日以内にワクチンを手に入れるべく行動に移る……。

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『LAZARUS ラザロ』の声優は？

主要キャラクター

アクセル・ジルベルト：宮野真守

ブラジル出身。23歳。
脱獄が趣味で、たび重なる刑期の延長により懲役888年になっている。パルクールを駆使した戦闘スタイルで、常にスリルを求めている。

ダグラス・ハディーン：古川慎

ナイジェリア出身。23歳。通称「ダグ」。
大学で物理学を専攻し、スキナーを尊敬していたが、「黒人はノーベル賞を取れない」と言われ、学長を殴って退学。

クリスティン・ブレイク：内田真礼

ロシア出身。通称「クリス」。
年齢不詳だが、皆よりは年上。元はロシアの特殊工作員だったが、3年前の事故で生死不明になり、名前や顔を変えて生活している。

リーランド・アスター：内田雄馬

カナダ出身。16歳。
特技はドローンの操縦。莫大な資産を持つアスター家の跡継ぎ候補だが、母の死をきっかけに屋敷を飛び出した。

エレイナ：石見舞菜香

香港出身。15歳。
「マッドスクリーマー」と呼ばれる凄腕のハッカー。新興宗教団体の宗教二世だが、コミューンを脱走している。

ハーシュ・リンデマン：林原めぐみ

ラザロチームの指揮官。51歳。
かつてスキナーと共にハプナの研究をしていた。

デニズ・スキナー博士：山寺宏一

トルコ・イスタンブール出身。56歳。
ノーベル賞を3度受賞した脳神経学の天才。環境破壊について強い危機感を訴えたが誰にも聞き入れてもらえず、ハプナを開発後に姿を消した。

その他キャストが豪華すぎる

本作にはメインキャラクターの他に、信じられないくらいの数の有名声優が出演します。

以下に役名と声優名を一部抜粋しますので、ぜひ本編にて登場シーンをお楽しみください。

アベル・アンデルセン：大塚明夫
ジル：中村悠一
サム・スティーブンソン：杉田智和
ヴィジョナリー：千葉翔也
アーメッド・ラフマン：小野大輔
ビリー：日野聡
ナーガ：井上和彦
インガ：上坂すみれ
シュナイダー：小野賢章
ヘイズ：浜田賢二
双竜／HQ：内山昂輝
イザベラ：佐倉綾音
ミリー：榊原良子

『LAZARUS ラザロ』の見どころ

オシャレな世界観

本作の見どころは、世界的なクリエイターたちが作り出したオシャレな世界観。

現代的な要素を残しながら、サイバーパンク調な未来感がワクワクさせてくれます。

象徴的なビルや建物のデザインも素晴らしく、加えてムーディーな楽曲がさらに世界観の洗練された雰囲気を引き出してくれます。

銃やバイクなどの効果音には特にこだわったらしく、実際の銃声に新しい音をミックスしたオリジナルの音を作り出したようです。

バトルシーンも見応えあり

本作はバトルシーンも見逃せません。

過去に『呪術廻戦』や『チェンソーマン』などでバトルシーンを評価されたMAPPAが制作を担当していることもありますが、主人公のアクセルがパルクールという戦闘スタイルを用いることも見応えに繋がったかと思います。

狭い空間をあっという間に駆け抜け、ビルの間を飛び越え、変幻自在な動きで魅せるパルクールだからこそ、本作のバトルシーンは他とは一線を画したアクションシーンを生み出しました。

アクセル以外にも双竜の投げナイフはなかなかにトリッキーな動きを見せてくれます。『BLACK LAGOON』のシェンホアを彷彿とさせましたが、あれを相手に平然と立ち回るアクセルが凄すぎじゃない？と思っちゃいました。

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『LAZARUS ラザロ』の残念な点

全13話はさすがに短い

チームの必要性は描かれず……

本作は全13話という都合上なのか、シナリオ面で物足りなさを感じました。

前半でラザロの各メンバーがそれぞれに抱える問題を描き、後半でタイムリミットが迫るなか一致団結してスキナーを探し出すという構成。

政治的な画策や殺し屋の介入などドラマ性は少しばかりありましたが、チームとしての結束を描くパートがなさ過ぎたように思えます。

例えば、世界の終末の日常をピックアップし、一見無駄そうな時間が彼らの距離を縮める重要なファクターだったと描いても良かった。

また、時にチームとしての衝突や助け合いによって化学反応が生まれ、唯一無二の関係性が築かれていく過程があっても良かった。

ネタバレになりますが、リーランドがスパイだったと言われてもあまり衝撃を受けなかったのは、やはりチームとしての絆が描かれていなかったせいではないでしょうか。

サプライズは特になし

こちらもネタバレになってしまいますが、ラザロメンバーの5人が選ばれた本当の理由や、後半に登場する伝説の殺し屋双竜とアクセルが何の繋がりもなかったのはちょっと肩透かしでした。

彼らはなぜラザロに選ばれ、とりわけアクセルは一体何者なのか？

これらはシナリオの中でもかなり後半まで引っ張っていたので、もう少し腑に落ちる結果があっても良かったと思います。

細かい点で言うと、ハーシュは指揮官として素直過ぎた気もしますし、シュナイダーの陰謀はちょっとずさん過ぎたかな。

尺の都合だと思いたいですが、シナリオがもっと濃密であれば名作になったかもしれません。

『LAZARUS ラザロ』の配信は？

いかがでしたか。

あの渡辺信一郎が監督を務める作品として期待値が高すぎたせいか、すこし物足りない印象で幕を閉じました。

世界観は凝っていてアクションにも見応えがありましたので、気になる方はぜひご覧になってみてください。

『LAZARUS ラザロ』アニメ予告編

予告編を紹介しておきます。

『LAZARUS ラザロ』アニメ配信情報

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本ページの情報は2025年7月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

それでは、また。