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ルシファー……。
パイヨミです。
さて。今回は韓国ドラマ『損するのは嫌だから』をご紹介したいと思います。
メディアで姿を見ない日がないほどの人気女優シン・ミナと、期待のイケメン新人俳優キム・ヨンデ。
この圧倒的、顔面偏差値の高さよ。
やっぱりラブコメって、見栄えが良いと高級感が出ますね。
あらすじや見どころを解説していくので、未視聴の方はぜひ参考にしていただければと。
それでは、どうぞ。
※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。
『損するのは嫌だから』とは
作品の概要
©tvN
『損するのは嫌だから』は韓国の放送局tvNにて2024年8月26日から2024年10月1日まで放送されたドラマです。
- 演出:キム・ジョンシク
- 脚本:キム・ヘヨン
- 話数:全12話(1話:約70分)
韓国ドラマにしては若干少なめの話数ですね。
損したくない女ソン・ヘヨンと、人に害をなすことが嫌いな男キム・ジウク。
対照的な2人が繰り広げるキャッチーなラブコメ。確かに観やすくて、それでいて続きが気になる構成となっていました。

私の知るシン・ミナとはまた違った、王道のラブコメキャラなのが逆に可愛かった。
あらすじ
コンビニのアルバイト店員キム・ジウクは”街の聖人君子”と呼ばれるほど誠実な男で、人に害をなすことが嫌いだったが、損得勘定に敏感な女ソン・ヘヨンとは反りが合わず、唯一不快感を露わにしていた。
ある日、会社で出世するため既婚者になる必要があったヘヨンから偽装結婚を提案されたジウク。
初めは断ったものの、結婚式だけ一緒に挙げてほしいと懇願され、彼は仕方なく引き受けることに……。
キャスト紹介
主要キャスト
ソン・ヘヨン:シン・ミナ
©tvN
クルビ教育 教育1チーム課長。
幼少期の経験から損することを嫌っている。
会社でスピード出世するため、ジウクに偽装結婚を提案する。

『私たちのブルース』で共演したキム・ウビンと交際中です。
キム・ジウク:キム・ヨンデ
©tvN
コンビニの夜間アルバイト店員。
頭脳明晰な聖人君子。
困った人には手を差し伸べ、周りから”天使”と呼ばれるほど誠実な人物。
ボク・ギュヒョン:イ・サンイ
©tvN
クルビ教育 社長。
財閥3世の独身主義。
会長である父親から年内に会社を業界No.1にするか、結婚するかという2択を迫られている。
ナム・ジャヨン:ハン・ジヒョン
©tvN
ヘヨンの同居人で妹のような存在。
“ヨン・ボラ”のペンネームで活動する大人気ウェブ小説作家。
大人向けの恋愛ものを描き、それがきっかけでギュヒョンと出会うことに。
人物相関図
©tvN
本作の人物相関図について、引用画像が韓国語のため一目見ただけでは分かりづらいと思うので、以下に解説していきます。
ヘヨンとジウク
クルビ教育の教育1チーム課長であるソン・ヘヨンは、半年前まで秘かに交際していた同じ会社のアン・ウジェ(画像:ヘヨンの上)の結婚式を訪れます。
相手は同じ会社の後輩クォン・イリン(画像:ヘヨンの右上)で、ウジェは交際中から二股していたことが発覚。

それでも何も言えず、ブーケを貰っちゃうヘヨン。
苛立ちを胸に行きつけのコンビニへ向かうヘヨンは、巷で”聖人君子”などと呼ばれている店員のキム・ジウクに八つ当たり。
ジウクの方も負けじと反撃し、2人は犬猿の仲となっていましたが、会社でのし上がるためヘヨンは彼に偽装結婚を持ちかけます。
しぶしぶ了承したジウクとヘヨンが見せかけの夫婦として過ごしていくなか、様々な事情が明らかになっていきます。
ギュヒョンとジャヨン
ヘヨンと同居中のウェブ小説家ナム・ジャヨンは、同級生のヨ・ハジュン(画像:ジャヨンの右下)をモデルに大人向けの恋愛小説を連載。
クルビ教育で働くハジュンはソフトウェア開発を志望しますが、社長のボク・ギュヒョンから気に入られ、秘書としてこき使われている。

ジャヨンは昔から、ハジュンに恋心を抱いていました。
とあるきっかけでジャヨンの小説を目にしたギュヒョン。
刺激的な内容に思わず辛辣なアンチコメントを書き込んだ彼は、ジャヨンから名誉棄損で訴えられます。
警察に出頭したギュヒョンと、初めて顔を合わせるジャヨン。
最悪な出会い方をした2人は、以後サブカップルとしての道を歩んでいきます。
ヘヨンの同居人たち
主人公のソン・ヘヨンは、困難な状況にある子どもたちを里親として育てる活動をしていた母親のイ・ウンオク(画像:ヘヨンの左)の姿を見てきた影響から、損得に敏感になっていた。
同居人のジャヨンとチャ・ヒソン(画像:ヘヨンの左下)は彼女にとって親友同士ですが、2人はもともと母親が引き取った里子でした。

今では家族のような存在です。
声優を目指しているヒソンは、ディレクターのユン・テヒョン(画像:ジャヨンの左)と交際中ですが、こちらもまた複雑な事情を抱えており、3つ目のカップルとして描かれます。
ヘヨンの母は現在、施設で暮らしています。
本作は恋愛面のほか、各主要キャストの複雑な家庭事情もまた、物語が進むにつれ明らかになっていきます。
作品の見どころ
コミカルでテンポの良い展開
©tvN
本作は主人公のヘヨンが損するのを嫌うせいか行動が早く、発言もストレートなため非常にテンポの良い作品となっています。
シン・ミナにしては結構振り切ったキャラクターという印象が強く、サバサバ年上女子のどんと構えた雰囲気がよく出ていました。
一方でキム・ヨンデが演じるジウクは序盤こそヘヨンに突っかかるものの、何やかんやと上手くあしらわれ、献身的で”聖人君子な年下男子”という役回りを見事に可愛くこなしてくれました。

もっと生意気な感じで行くのかと思いきや、振り回されてる感じが可愛いわけで。
2人の掛け合い以外にもサブカップルや会社の同僚などコミカルな絡みが多く、ちょっとした卑猥な場面(エロい感じではない)もあって爆笑しながら観ることができます。
それでいて、きちんと伏線を張りながら展開が気になる構成になっているので、ただのコメディドラマかと思いながら視聴を続けていくと意外な真実が見えてきて涙腺を刺激されます。
ラブコメの中に潜む闇
©tvN
本作はラブコメ要素以外にヒューマンドラマの一面も見どころとなっています。
韓国と言えば、子供に対する親たちの溢れんばかりの愛情を描写することが多い傾向にありますが、本作では家族の関係性が複雑で、決して円満とは呼びにくい間柄です。
主人公のヘヨンは母親が里親の活動をしていた関係上あまりいい関係ではいられませんでしたし、ジウクやジャヨンについても家族との関係がキーになってきます。

損をしたくない理由や、聖人君子になったわけなど、各キャラのバックボーンが見えてくると、泣かずにはいられない。
序盤はコミカルなラブコメという一面が際立ち、ちょっとおバカな作品なのかなと思わせておきながら、後半に向かうにつれて各主要キャラの家族の事情が明かされていくと、重たい雰囲気が漂い始めます。
この展開こそが私たち視聴者の心をぞわぞわと不安にさせ、いつしか続きが気になって仕方がない状態にさせられてしまいます。
サブカップルにも注目!
トリッキーな出会い
©tvN
韓国ドラマの醍醐味の一つと言えば、サブカップル。
この出来栄えが作品の深みをグッと増してくれます。
ギュヒョンとジャヨンは作家とアンチというあまりにトリッキーな出会い方をしており、主人公カップルを凌駕するインパクトを与えてくれました。
情報なしで観始めた冒頭の時点では、「この2人がカップルになり得るのか?」という疑問符が頭に浮かぶほど最低な始まりで、恐ろしくマイナスなイメージからの関係構築が非常に見応えを感じました。
2人の距離感は急速に縮まったかと思えば、また振り出しに戻ったように離れていく。
このじれったさがまたラブコメ脳を刺激すると言いますか、出会い方のわりに相性が良く、素直に応援したくなります。
スピンオフドラマ『社長のお品書き』も放送!
サブカップルの2人は視聴者からの人気が高く、本編が終了してまもなくスピンオフドラマ『社長のお品書き』も配信されました。
こちらはジャヨンが“ヨン・ボラ”のペンネームでウェブ上に連載している小説を実写化したもので、ギュヒョンとジャヨンがメインキャストになりきって演じてくれます。
ギュヒョンを演じられたイ・サンイがミュージカル出身ということもあり、演技の幅や表現に優れているので、こういった2次元のキャラクターも上手く落とし込んでくれることでしょう。

大人向け小説ということでロマンティックな展開や卑猥な描写も多く、こちらも爆笑必至です。
『損するのは嫌だから』韓国ドラマの配信は?
いかがでしたか。
シン・ミナのサバサバした姉御肌が見れ、とても有意義な作品でした。
意外と何でもこなすのね。
シナリオ面ではサブカップルの方が見応えを感じましたが、それを踏まえたバランスも良かったと思います。
『損するのは嫌だから』韓国ドラマ予告編
ドラマの予告編を紹介しておきます。
『損するのは嫌だから』韓国ドラマ配信情報
おすすめの動画配信サービス
2025年4月現在、韓国ドラマ『損するのは嫌だから』はAmazon Prime Videoのみで配信されています。
この機会に試してみてはいかがですか?
本作が好きな人におすすめ
『やまとなでしこ』
損得勘定で生きるヒロイン、コミカルなのに最後は感動的な演出という点から『やまとなでしこ』がおすすめできると思います。

お金にがめつい松嶋菜々子がとっても素敵なんです。
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本ページの情報は2025年4月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
それでは、また。