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仕方ない。殴られろ。
パイヨミです。
さて。今回は韓国ドラマ『弱いヒーロー』を紹介したいと思います。
ケーブルテレビの低予算ドラマでありながら、世界的に大ヒットした本作。
class2(シーズン2)の配信も決定して波に乗っている今、見逃す手はありません。
新シリーズに向けてclass1(シーズン1)のあらすじや見どころなどを紹介していくので、ご視聴を検討されている方はぜひご一読ください。
それでは、どうぞ。
※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。
『弱いヒーロー』とは
原作はウェブ漫画
©Contet Wavve Corp.
『弱いヒーロー』は2018年からNAVERウェブトゥーンにて連載したウェブ漫画を原作とするドラマです。
原作はストーリーをソパス、作画をRAZEN(キム・ジンソク)が担当し、日本を含む複数の国々で翻訳版が連載されました。
ドラマの制作総指揮は「D.P. 脱走兵追跡官」のハン・ジュニ、脚本・監督はユ・スミンです。

ユ・スミンは『愛の不時着』に出演したユ・スビンの実兄です。
不良によるいじめに巻き込まれ、知略を武器に反撃を行う学園バトルもの。
個人的には、ありそうでなかった作品という印象を受けました。
本作を配信したことで韓国の動画配信サイト「Wavve」の有料会員数が大幅に伸びたそうで、特に海外での視聴数が非常に多いようです。
「2023アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード」では、ベストOTTオリジナルを受賞。
主演のパク・ジフンは「ブルードラゴンシリーズ賞」や「韓国ドラマアワード」などで最優秀新人男優賞を受賞しています。
あらすじ
クラスで成績上位1%に入るほどの成績を誇るヨン・シウンは、いつも机に齧りつき、勉強以外に興味がなかった。
ある日、不良グループのチョン・ヨンビンから嫌がらせを受けた彼は、持ち前の頭脳と分析力でやっつけてしまいます。
ヨンビンから報復を受けたシウンは絶体絶命のピンチに陥りますが、そこに駆けつけたクラスメイトのアン・スホとオ・ボムソクに間一髪で助けられます。
少しずつ2人に心を許すシウンでしたが、彼らには更なる試練が待ち構えていた……。
キャスト紹介
主要キャスト
ヨン・シウン:パク・ジフン
©Contet Wavve Corp.
がり勉の優等生で、勉強以外に興味がない。
物静かで無口な性格だが、言い方はきつめ。
自分の邪魔をする存在には容赦がなく、誰にも屈しない鋼のメンタルを持つ。

初めは剥き出しのナイフみたいな人物ですが、友人ができてからは少し柔らかい印象かな。
アン・スホ:チェ・ヒョヌク
©Contet Wavve Corp.
シウンのクラスメイトで友人。
グループに属さない一匹狼だが、争いごとがあれば圧倒的な格闘技術で仲裁に入ることも。
夜は配達のバイトをしているため、教室ではだいたい寝ている。

掴みどころのない性格で、ユルいくせに正義感強めなのが魅力的ですね。
オ・ボムソク:ホン・ギョン
©Contet Wavve Corp.
シウンのクラスメイトで友人。
気弱で臆病な性格のため前の学校で執拗ないじめに遭い、転校を余儀なくされた。
ヨンビンに脅されてシウンの報復に手を貸してしまうが、罪悪感から彼の窮地を救った。

ひ弱な見た目のわりに、声が低くて渋いんですよ。
その他キャスト
ヨンイ:イ・ヨン
家出少女。
不良グループの1人だが、シウンのことが気に入って秘かに情報を寄こしてくれる。
チョン・ソクテ:シン・スンホ
不良グループのリーダー。
ヨンビンの従妹で、シウンへの報復を依頼される。無口だが、非常に仲間想い。
チョン・ヨンビン:キム・スギョム
金持ちでクラスのいじめっ子。
成績上位者だが、シウンに負けた腹いせに嫌がらせを行ったところ返り討ちに遭った。
キム・ギルス:ナ・チョル
冷酷非道なギャング。
不正賭博アプリで少年から金を巻き上げている。
不良グループは彼の言いなりで、借金の取り立てなどを行っている。
カン・ウヨン:チャ・ウミン
ヨンビンの友人で、総合格闘技の実力者。
中学時代に試合でスホに負けた経験があり、復讐に燃えている。

他にも出番は少ないものの、シウンの父親役にはキム・ソンギュンという大物を起用してますね。
作品の見どころ
主人公の怪演に注目!
頭脳を駆使した戦い
勉強の邪魔をされたことをきっかけに不良たちと対峙し、負の連鎖が起こる本作。
主人公のヨン・シウンはいわゆる”がり勉”で、これまで喧嘩などしたこともない。
そんな弱い彼が知略を武器に強敵を打ち負かすところに、どこか爽快感を覚えてしまう。
『弱いヒーロー』というタイトルに反し、相手を殴り飛ばすくらいの強さは主人公も初めから持ち合わせている。
それに加えて広い視野と状況の分析能力を持つ彼は、その場にあるものを瞬時に把握して多勢を相手に上手く立ち回ります。

たとえ卑怯と言われようと、使えるものは何でも使うぞ!
悪党を1人倒すと因縁をつけられ、さらにやばい相手が登場してくるのも漫画らしい展開で面白い。
敵側にいた人物が寝返って仲間になるのもワクワクしますね。
原作では主人公が訓練を通じて喧嘩の腕を上げていくようですが、ドラマ版では最低限の知識を与えてもらった感じです。
メンタルが半端ない
主人公を演じたパク・ジフンは元アイドルグループWanna Oneのメンバーという経歴ですが、本作の演技で高い評価を受けています。
徐々に感情を露わにしていく描写や、アクション面での立ち回りも素晴らしく、何より相手を睨みつける鋭い目つきには迫力がありました。
キレてぶっ飛んだ時の雰囲気は本当に恐ろしく、どこまでも容赦のない攻め方には相手も思わず怯えてしまいます。

ボールペンカチカチが怖すぎ。
主人公の強さは何と言ってもメンタルの強さ。
いくらやられようと、窮地に立たされようと、決して心が折れない。
相手が自分より屈強な男でも、ナイフを持った薬の売人でも、怯まずに立ち向かう。
そんな彼の姿を見ているこちら側は応援するどころか、もはや恐怖を覚えますね。
私はこれまでパク・ジフンの演技を見たことがなかったのですが、あれほど狂気に満ちた演技をするのは初めてのようで、過去に演じたキャラとのギャップも話題を呼んでいます。
危うい世界を生きる子供たち
主人公の価値観を変えた2人
主人公のヨン・シウンは家庭環境が影響しているのか、幼少期から勉強に打ち込み、一切の交友関係を築いてこなかったと思われます。
そんな彼の心を開かせた友人たちの存在も、本作における重要なポイントです。
クラスメイトのアン・スホは、シウンにとってパートナーとも呼べる存在。
高い戦闘力を持ちながら驕ることなく、公平な立場で物事を見通す彼の姿勢にシウンは強く影響を受けていきます。

お婆ちゃんっ子で、友達想いの良い子なんです。
転校生で元いじめられっ子のオ・ボンソクは、これまで主人公が胸の内に抱えてきたであろう”孤独”に気づかせてくれる存在。
精神的に脆い彼は、いつも堂々としているスホに憧れを抱きますが、そんなに簡単に変われるわけもなく、不遇な立場に陥ります。
背景事情を鑑みると孤独を覚えることも理解できますが、彼を見ていると、とても切ない気持ちにさせられました。
後半にいくにつれ、ボンソクは主人公がビルドアップするために重要なキャラとなっていきますが、詳しくはぜひ本編にてご確認ください。
生きづらい世の中
いじめ・不登校・権力構造など、本作には様々な社会問題が描写されます。
これらの描き方が非常に残忍で、世の中というものがいかに危うい場所であるのかと、作品を通じて思い知らされます。
ゲームの課金に夢中になって借金ができたり、親に黙って金目のものを売ったり、いじめっ子を返り討ちにした報復にヤクザじみた連中が大金を要求してきたり。
誇張はあるものの、現実に起こりうるかもしれないという社会の闇のリアルな描き方こそ、本作に夢中になる理由の一つかと思います。
『弱いヒーロー』class2が配信開始!
class2には人気キャラが登場
©Netflix
2025年4月25日より、Netflixによる制作で『弱いヒーロー』のclass2が配信開始です。
事情により転校を余儀なくされたシウンは、そこでも新たな火種となってしまうんでしょうね。
class2には新キャストも多数出演されますが、特に注目のキャラクターは原作でも屈指の人気キャラと言われているクム・ソンジェです。
クム・ソンジェとは?
他校の生徒で、シウンとはまた違ったタイプの知略型ファイター。
情報を武器に立ち回りを決める彼は、時に敵対し、時に協力者となってくれます。
大事なものを守るために戦うシウンと、倫理より目的を優先するソンジェ。
同じ知略型の戦い方をする2人の対比構造は、きっとclass2の見どころの一つとなるでしょう。
追加キャストを紹介
パク・フミン:リョウン
シウンが新たに出会う仲間。
ソ・ジュンテ:チェ・ミニョン
シウンが新たに出会う仲間。
コ・ヒョンタク:イ・ミンジェ
シウンが新たに出会う仲間。
ナ・ベクジン:ペ・ナラ
シウンと新たに敵対する人物。
クム・ソンジェ:イ・ジュニョン
シウンの敵か。それとも味方か。
『弱いヒーロー』韓国ドラマは原作漫画を読むには?
原作はすでに完結している
『弱いヒーロー』の原作漫画は、2023年の11月にシーズン3の連載が終了しております。
単行本のコミックもありますが、LINEマンガでは現在52話まで無料で読むことが可能です。
この機会に利用してみるのも良いかもですね。
ドラマと原作漫画の違いは?
『弱いヒーロー』のドラマ版は、原作漫画と異なる部分が多く存在します。
主人公たちの設定は原作では中学生ですが、ドラマ版では高校生。
原作の方が暴力描写が激しく、ドラマ版はより心理描写に特化した描き方。
他にもオリジナルキャラの登場や展開の違いなど原作と全く違う流れになっていくので、class2は恐らく漫画の続編というより、漫画の世界感を拡張した物語が描かれていくと思われます。

個人的に、ドラマの方がよりドラマチックで重い。
それでも原作ファンたちから批判が少ないのは、原作の重要シーンをきちんと拾いつつ描いているからでしょうね。
『弱いヒーロー』韓国ドラマはどこで見れる?
いかがでしたか。
ケーブルテレビのマニアックなドラマが異例の大ヒットを記録し、あのNetflixがじきじきに制作に乗り出したわけで。
果たして予算の差はどれほど反映されているのか、今から楽しみです。
『弱いヒーロー』韓国ドラマ予告編
『弱いヒーロー』class1の予告編をご紹介。
『弱いヒーロー』class2の予告編もご紹介。
『弱いヒーロー』韓国ドラマ配信情報
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本作が好きな人におすすめ
『僕たちがやりました』
普通の人生を失った高校生たち、人間の本性を描いた作品という点から『僕たちがやりました』がおすすめできると思います。

喧嘩がメインではないですが、重いテーマを扱っている点では類似してるかも。
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本ページの情報は2025年4月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
それでは、また。