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生クリーム食べに行こうぜ。パイヨミです。
さて。今回は劇場アニメ『ルックバック』についてご紹介したいと思います。
原作漫画の評判が良く、気になっていた作品でしたが、原作をすっ飛ばしてアニメから入った私でも深い共感を覚えました。
アニメーションの演出も、個人的には素晴らしかった。
あらすじや声優、漫画情報なども紹介しているので、興味のある方はご一読ください。
それでは、どうぞ。
※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。
『ルックバック』とは
原作は「チェンソーマン」の藤本タツキ
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
専門家たちが大絶賛
『ルックバック』は2021年7月19日に「少年ジャンプ+」(集英社)にて公開された漫画が原作となっています。
原作:藤本タツキ
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
上映時間:58分
『ルックバック』のアニメーションはあらゆる専門家や他の監督などから賞賛されており、2025年に行われた第48回日本アカデミー賞の「最優秀アニメーション作品賞」や「クリエイティブ貢献賞」の受賞をはじめ、10を超える賞を獲得しています。
ちなみに原作漫画は『このマンガがすごい!2022』のオトコ編1位に選出していますよ。
舞台となった秋田は作者の出身地
藤本タツキといえば最近では「チェンソーマン」で有名ですが、『ルックバック』はそれよりも2年ほど後に描かれています。
本作は秋田に住む小学生の女子2人が漫画を通じてそれぞれの人生を歩む作品で、原作者の藤本も秋田の出身。主人公の1人である京本がのちに通うこととなる東北芸術工科大学(山形県)も藤本の出身校だそうです。
油絵学科に進学しましたが、いくら描いても絵が上手くならないことに気づき、クロッキー(速写)をひたすら続けていたようです。
こういう点は本作にも通じるエピソードですね。
監督・押山清高とは
押山清高は日本でも有数のアニメーション監督です。
過去には「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」など数多くの作品に原画スタッフとして携わっており、「チェンソーマン」では悪魔のデザインを担当しています。
現在はスタジオドリアンの代表取締役。
2019年には仏アヌシー国際アニメーション映画祭の「NEW MOTION -the Next of Japanese Animation-」で若手クリエイター26人の1人に選出。
2025年にはデジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'24 / 第30回 AMDアワードで江並直美賞(新人賞)を受賞しています。
あらすじ
小学4年生の藤野は学年新聞で4コマ漫画を連載し、周囲から絶賛されていた。ある日、教師に言われて不登校児の京本に連載を1枠譲った藤野だったが、そこで目の当たりにした京本の圧倒的画力に打ちのめされる。
小学6年生の頃に漫画を描くことを諦めた藤野は、卒業式の日に初めて対面した京本からファンだと告げられて新作を執筆中だと見栄を張り、そのことをきっかけに京本を作画に加えて本格的に漫画のネームを描き始める……。
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『ルックバック』アニメの声優は?
主要キャラクター
藤野:河合優実
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
小学校の学校新聞で4コマ漫画を連載。
物語の展開や世界観が魅力ではあったものの、画力が乏しく京本の絵に張り合って努力を重ねたが、いくら描いても追いつける気配がなく、小学6年にして挫折を経験する。
河合優実の女優らしい生っぽさが、独特のアニメーションに合ってて良かった。
京本:吉田美月喜
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
不登校の女子児童。
自宅で絵を描くことにすべての時間を費やしており、学校新聞で連載されている藤野の4コマ漫画のファン。
ひょっこり出演した有名声優
4コマの登場キャラ:森川智之、坂本真綾
藤野が描いた4コマ漫画の声にはまさかの森川智之、坂本真綾を起用。
出番は少ないながら、藤野の才能を見せる大事なシーン。
こういう細かいところに知ってる声が流れると、ちょっと上がりますね。
『ルックバック』アニメの見どころは?
以下はネタバレを多く含む内容となります。
未視聴の方はご注意ください。
味のあるアニメーション
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
本作は監督・脚本・キャラクターデザインのすべてを押山清高が担当していることもあり、一体感のある仕上がり。
通常のアニメ作品とは異なる線の描き方やダイナミックなカメラワークが藤本タツキの世界観を上手に表現しています。
一見してパッと描いたような作風でありながら、よくよく見ると凝った作りになってるんですね。
詳しい技法とかは知らんが、オシャレでしたわ。
特に印象的だったのが、京本と初対面した後に藤野が雨の中で心躍らせながら帰路につくシーン。
大好きな漫画を描くことを諦め、物足りない日々を過ごしていた藤野がたった一人のファンの存在に心を救われ、これまで周囲に無駄扱いされてきた努力が報われた瞬間。
澄ました顔で歩こうするも嬉しさが溢れだし、手足の踏み出す順番もちぐはぐになるほど感極まる場面の表現が個人的に心打たれました。
どんなに辛くても、面倒でも、地味でも、続けられる理由って意外とシンプルなんですよね。
クリエイターの苦悩と絆
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
共に漫画を描き始め、ネームを作って出版社に持ち込みをする主人公の二人。
藤野の発想力と京本の画力が合わさり、見事に掲載を勝ち取った雑誌を買うために雪の中を歩くシーンはとても素敵でしたが、一から物語を作ってそれを仕上げるのは相当な苦労を要します。
周囲の人々が気楽に生きているその瞬間をすべて投げ捨て、部屋に籠って途方もない創作活動に時間を当てる。
相当な好きと原動力がなければ続けられないことですが、二人にとっては非常に充実した日々であったに違いありません。
何かを目指している過程って、しんどいけど楽しいんだよね。
賞金で街に繰り出した二人が束の間の豪遊(意外と金かからんかったが)を楽しむ場面は、二人の距離感が最も近づいた瞬間を感じました。
その後は京本が自我に芽生えて別々の道へと袂を分かちますが、この時間や経験があったからこそ彼女の内面が成熟し、独り立ちするだけの活力を得たのだと思うと感極まりますね。
その後の藤野が一人で泣きながら苦労して連載を続けているところには、こちらも泣けてきました。
終盤のぶっとんだ展開
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
突然の事件により命を落とすこととなった京本。こちらは京都アニメーション放火殺人事件を連想させる内容となりました。
冒頭の黒板に書かれた「Don't」と最終ページの床に置いてある本に「IN Angry」と合わせて「Don't Look Back In Anger」=「怒りをもって振り返らないで」になるとかで、およそ追悼のメッセージが込められているようですが、一部では事件の関係者に配慮が欠けているとの指摘もありました。
後半の展開については「京本の4コマ漫画の世界?」「それともパラレルワールド?」など、これといった明確な正解が描かれないラストに戸惑う人々も多かったようですが、私は個人的に良かったと思いました。
何というか、とても漫画的で、一種の救いであるように感じました。
正解はどうあれ、あの展開によって彼女たちの出会いが罪深いものではなく、藤野が自身に覚えた無力感を乗り越え、再び前を向くようになった点は希望を持てました。
ただ悲観して終わりじゃ、辛いですからね。
物語の冒頭と同じく、ラストでも藤野の背中を見せるところが、「それでも描き続けなければならない」という使命感のようなものを感じて良かったです。
特に藤野というキャラクターは、情緒があって魅力的な人物でしたね。
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『ルックバック』の原作漫画を読むには?
『ルックバック』は全一巻の長編読み切りとなっているため、さらっと読めてしまいます。
アニメ版に興味を持ったという方は、ぜひ気軽にご覧になってみてください。
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コミックの購入はこちら
「やっぱり紙の感触が好き」という方は、下記よりご購入ください。
『ルックバック展』が大阪にやって来る!
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
心斎橋PARCOに巡回決定!
2026年1月16日(金)より、麻布台ヒルズ ギャラリーにて開催されていた『劇場アニメ ルックバック展 ― 押山清高 線の感情』。
押山清高監督自らが監修と解説を手掛け、原作の世界観をアニメーションで表現するに至ったこだわりが描かれています。
残念ながら都内での開催は2026年3月29日(日)をもって終了となってしまいましたが、それが今度は大阪に!
心斎橋PARCOの14F・PARCO GALLERYにて、開催期間は2026年4月24日(金)~5月17日(日)となっております。
関西在住の方々はこの機会を見逃す手はないでしょう。
グッズショップも気になるな。
『ルックバック』実写版がいよいよ公開
監督は是枝裕和
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
『ルックバック』実写版のメガホンを取ったのは、世界的にも有名な映画監督の是枝裕和。
コメントを読んだ限りでは原作漫画から強い関心を持っていたようで、物づくりをする側の人間として感銘を受けたような印象でした。
アニメーションだけでも十分に完成度の高い内容でしたが、是枝監督が後半の展開をどのように描くのかは非常に興味深いところ。
きっといい感じにしてくれることでしょう。
2026年に公開ということですが、4月現在で未だキャストの発表がないところをみると、何か意図があってのことなんでしょう。
誰が演じているのかとたくさんの予想が出回っていますが、果たして誰が出てくるのか。期待したいところです。
一周回ってまた河合優実っていうのも面白いかもね。
『ルックバック実写版』超特報
超特報を紹介しておきます。
『ルックバック』アニメの配信は?
いかがでしたか。
上映時間58分と短い作品ですが、内容は非常に濃密で、見応えのあるものとなっていました。
実写版が公開された頃には、比較して見てみるのもいいかもしれませんね。
『ルックバック』アニメ予告編
予告編を紹介しておきます。
『ルックバック』アニメ配信情報
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本作が好きな人におすすめ
映画『サマーフィルムにのって』
クリエイターの情熱、作り手たちの友情、河合優実が出演という点から『サマーフィルムにのって』をおすすめしたいと思います。
「バクマン。」とか「SHIROBAKO」とかもおすすめですが、せっかくなので今回は河合優実縛りで。
キラキラたちの馬鹿っぽさが癖になるぞ。
映画『サマーフィルムにのって』の配信情報
本ページの情報は2026年4月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
それでは、また。














