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『怪物』韓国ドラマのキャストは?相関図やあらすじも合わせて紹介!

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『怪物』韓国ドラマのキャストは?相関図やあらすじも合わせて紹介!

本ページはプロモーションを含みます。

犯罪者にマイクを与えてはいけません。パイヨミです。

さて。今回は韓国ドラマ『怪物』をご紹介したいと思います。

サスペンスドラマにハマっている今日この頃、とうとう最高レベルの作品に出会えて鑑賞後も余韻がすごい……。

ストーリー性、伏線回収、人間心理など満点を与えるに相応しい本作について、キャスト情報や人物相関図、見どころについて解説していくので、興味のある方はぜひご一読ください。

それでは、どうぞ。

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韓国ドラマ『怪物』とは

「第57回百想芸術大賞」で三冠を達成 

韓国ドラマ『怪物』は2021年2月19日より韓国のテレビ放送局JTBCにて放送されたテレビドラマです。

互いを警戒し合う2人の刑事がパートナーを組み、片田舎で起きた未解決の連続殺人事件について真相を追っていく心理サスペンス。

誰が本物の怪物なのか。見る人によって解釈は異なるかも。

話数:全16話

監督:シム・ナヨン
脚本:キム・スジン

韓国ドラマ『怪物』は2021年に行われた「第57回百想芸術大賞」にて作品賞、脚本賞、男性最優秀演技賞の三冠を達成しています。

脚本、演出、演技が完璧に近かったと絶賛され、特に主演のシン・ハギュンは目を充血させながら恐ろしいほどの怪演技を見せてくれました。

同じ年に『サイコだけど大丈夫』があったけども、さすがに敵わなかったか。助演男優賞を取ったオ・ジョンセはさすが!

あらすじ

片田舎のマニャン派出所に異動を命じられたエリート警察官のハン・ジュウォンは、そこでイ・ドンシクとパートナーを組むことになったが、彼は20年前に妹を連続殺人事件で失っており、その容疑者だった過去があった。
そんな中、マニャンで20年前と類似した猟奇殺人事件が発生。捜査を進めるなかでジュウォンは、町ぐるみで何かを隠していると感じていた。
実はとある目的のためにマニャンに赴任したジュウォンは、胸の内に秘密を抱えているドンシクと互いに疑いの目を向けながら、共に事件を捜査することに……。

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韓国ドラマ『怪物』のキャストは?

主要キャラクター

イ・ドンシク:シン・ハギュン

マニャン派出所の巡査部長。
20年前に妹を殺した最重要容疑者となったが、疑いが晴れて警察官に。数年前まではソウル庁広域捜査隊で活躍。

ハン・ジュウォン:ヨ・ジング

マニャン派出所の警部補。
警察大学を主席入学、首席卒業。警察庁次長を父に持つエリート警察官。とある目的のためマニャンにやってきた彼は、ドンシクとパートナーを組まされることに。

韓国ドラマ『怪物』の人物相関図

公式サイトの人物相関図はハングルで記載されているため、下記にてそれぞれの関係性について解説していきます。

ドンシクの親友とその関係者

パク・ジョンジェの母親は市議員

ドンシクの幼馴染で親友のパク・ジョンジェは、ムンジュ警察署捜査支援チームで庶務班長を務めている。

20年前の事件ではドンシクのアリバイを証言し、その後アメリカに4年間の留学。ドンシクと親しくしていることを快く思わない母親とは折り合いが悪く、過去のトラウマから暇さえあれば鹿の絵ばかり描いている。

一方で彼の母親であるト・へウォンは市議員を務め、ムンジュ市長になるため町の再開発を夢見ている。開発事業の関係から、JL建設の代表であるイ・チャンジンと密会している。

オ・ジファは離婚歴あり

ドンシクのもう一人の親友のオ・ジファは、ムンジュ警察署強力係のチーム長を務めている。

男勝りな性格で正義感の強い彼女は、20年前に出会ったJL建設代表のイ・チャンジンと結婚をしたが、1年で離婚。20年ぶりの再開発計画に参入した彼と再会することとなった。

一方で彼女の元夫であるイ・チャンジンは若い頃にジンリ建業を設立し、その後JL建設へと成長させた。現在はムンジュドリームタウン開発対策委員会の委員長を務め、再開発計画の中心となって市議員のト・へウォンと何かを企んでいる。

ジュウォンの冷めた親子関係

父親は警察庁次長

ソウル庁外事課に所属していたハン・ジュウォンは代々警察の家柄で、父親のハン・ギファンは警察庁次長を務め、次期警察庁長官の最有力候補となっている。

ジュウォンがマニャンに赴任したことを父親のギファンは良く思っておらず、ソウルに呼び戻したいと思っていたが、長い間冷めきった親子関係で育ってきたジュウォンは、父親に対して反抗的な態度を示している。

ハン・ギファンは過去に建設会社の末娘と政略結婚したが、現在の家族は一人息子のジュウォンだけ。彼は20年前の事件の際はムンジュ警察署の署長を務め、ドンシクの容疑が晴れたのちに早々に捜査を打ち切っていた。

マニャン派出所

所長は20年前の事件を担当

マニャン派出所の所長であるナム・サンベは町でも人格者として名が通っており、住人や部下たちからの信頼も厚い。

実は彼は20年前の事件を担当しており、ドンシクに自白させようと暴力を振るった過去があった。疑いが晴れたことでドンシクに対してひどく罪悪感を抱えている彼は、何かと気遣っている。

所長の部下としてムニャン派出所で働く同僚のファン・グァン、オ・ジフン、チョ・ギルグの3人は、時おり変人ぶりを発揮するドンシクを温かい目で見守っていた。時間があれば行きつけの焼き肉屋を訪れ、皆で宴会を開いている。

ちなみに最年少のオ・ジフンは、オ・ジファの実の弟。

マニャンの人々

義兄弟のカン・ジンムク

マニャンスーパーの店主を務めるカン・ジンムクは、若い頃に行き場のなかったところをドンシクの両親に拾われ、ドンシクとは家族同然に育ってきた

言葉はどもりがちで、人の目を見ることができない人物だが、20年前の事件ではドンシクの身の潔白を信じて疑わなかった。

別れた妻との間に生まれた娘のカン・ミンジョンは、現在ソウルの女子大に通っている。ドンシクにとっては姪のような存在だが、大学に入学してからは素行が悪く、父親に黙ってクラブ通いをしている。

母の帰りを待つユ・ジェイ

ユ・ジェイが経営するマニャン精肉店は、マニャン派出所の行きつけとなっている。

18歳で父親を亡くした彼女は、その後母親が謎の失踪を遂げ、精肉店でずっと帰りを待っている。事情を知るドンシクやナム・サンべなどマニャン派出所の人々は、彼女のことをいつも気にかけている。

彼女の優れた観察力と冷静さは、警察関係者たちも一目置くほど。

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韓国ドラマ『怪物』の見どころ

事件解決までの見事な道筋

ぎりぎりまで謎を残す展開

本作が他のサスペンス作品を圧倒する理由は、演出脚本演技など総合力とバランスにあると思われます。

まず魅力的なのが、サスペンス要素。完璧な伏線回収もさることながら、その見せ方が秀逸。

物語の中盤で連続殺人犯が逮捕された時には「残りの話数で何やるの?」と思わされたものですが、ここからが面白い。犯人が確定してからさらに驚くべき秘密が暴かれ、そのまたさらに奥の隠された真実が浮かび上がっていく。

捜査が進むにつれて謎が謎を呼び、まさしく”真相”と呼ぶに相応しい大満足の結末。最後の最後まで隠されたギミックがあり、飽きることなく駆け抜けられました。

全16話ですが、体感的にはΖガンダム全50話を観終わった後くらいの内容の濃さでしたわ。

徹底した人間心理

本作がさらに魅力的なのは、見ている人が納得する人間関係をリアルに描いている点です。

物語の前半は誰もが怪しく映り、主人公のドンシクですら何を企んでいるのか分からないほど奇想天外な行動を取るのですが、後半になるにつれて勢力図がある程度まとまってきます。

それでも協力関係は簡単には成立せず、常に互いがどこかで疑心を抱いている。これはドンシクとジュウォンのパートナーばかりではなく、その協力者たち、強いては彼らが裁くべき立場にある者たちですら、一枚岩ではないのです。

不信感、罪悪感、不安などそれらが及ぼす心理的な負荷によってキャラクターに単独行動を促し、起きた事象に対する因果関係が複雑に絡み合うことで真実が見えにくくなっているわけです。

第2話のラストシーンは、後から知ると鳥肌ものですよ。

入れ替わる怪物性

そして、最も本作をキャッチ―な作品に仕上げた要素が、ドンシクとジュウォンの怪物性です。

冒頭からドンシクの変人っぷりは常軌を逸しており、中盤辺りまでは軽快に飛ばし続けます。目を充血させて何かに怒り、問いただすとひらりと躱し、そして不敵に笑う。彼は怪しさの塊のようなカリスマ的存在感を示してくれました。

それに比べて、ドンシクに翻弄されるジュウォンには少し物足りなさを感じていました。異動してすぐのジュウォンは本当にポンコツで、プライドばかりが高い子供でしかありません。

『怪物』というタイトルでパートナーを組む二人であるからには、同等の迫力を見せてくれなければ困ります。

あまりに迂闊すぎるし、素直すぎるわけよ。しかも、どや顔で。

それが中盤を迎え、第2章の始まりと呼ぶべき(冒頭をオマージュしたような)シーンで登場した彼は、ドンシクの怪物性を自身に取り込むことでその力を発揮していきました。

物語の中では”生まれ変わる”という表現を用いていましたが、ジュウォンらしさの芯は失われておらず、私的には取り込んだという表現の方がしっくりきました。この微妙なニュアンスを上手に表現できたのは、ヨ・ジングという俳優だからこそなのかもしれません。

パートナーの2人にそれぞれ見せ場を用意していたところはエンタメとして素晴らしく、終わってみれば対を成す存在としてこれほど相応しいものはなかったように思えます。

犯罪者に理由を与えない

こちらはおまけであり、真髄。

本作は犯罪を犯した者を罰することに徹底しており、犯人を捕まえるためであれ、法に反する行為を行った者は漏れなく処罰されるべきという理念が最後まで全くブレません。

これほど細部まで納得させてくれる作品は、見たことがないくらいです。

途中は胸糞悪くても、ラストはすっきりもするんですよね。

犯罪者がなぜ犯罪を犯すのか、それについては全く語らせないし、作中でも刑事たちはあえて聞かずに取り調べを済ませます。

犯罪者にマイクを与えてはいけない。そもそも犯罪という行為に理由を与えてはいけない

これこそが本作に秘められたメッセージであり、本質であるように私は感じました。

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韓国ドラマ『怪物』の配信は?

いかがでしたか。

最高のサスペンスドラマに出会えて、未だにロスが……。誰かいい作品紹介してくれ。マジで。

全16話で内容も濃いため視聴すると非常に疲れること間違いなしですが、面白いことも間違いないので、「分かっちゃいるけど、ちょっと腰が重たいんだよなぁ」となっているそこのあなた。

とりあえず1話観てみましょう。話はそれからだ。

韓国ドラマ『怪物』予告編

予告編を紹介しておきます。

韓国ドラマ『怪物』配信情報

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『怪物』が警察の視点に対し、『悪縁』は悪者の視点。

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本ページの情報は2025年9月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

それでは、また。

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