衝撃のサスペンス！韓国ドラマ『悪縁』netflixのキャストは？

本ページはプロモーションを含みます。

さて。今回は韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』をご紹介したいと思います。

サムネイルの画像とタイトルからあまり惹かれず、これまでスルーしてきましたが、いざ観てみると素晴らしい名作でした。

複雑に絡み合った因縁、飽きさせない展開力、そして、心を抉られるような演技。

三拍子揃った本作は、見どころ満載！

あらすじやキャスト情報と合わせて紹介していくので、興味のある方はぜひご一読ください。

それでは、どうぞ。

※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。

韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』とは

原作はウェブ漫画

韓国ドラマ『悪縁』は2025年4月4日よりNetflixにて配信されたテレビドラマです。

一見してバラバラな物語がやがて交錯し、不可避の因縁が悪循環を引き起こして取り返しのつかない事態へと発展していくクライムスリラー作品。

話数：全6話

監督・脚本：イ・イルヒョン
原作：チェ・ヒソン

『悪縁』は同名のカカオウェブトゥーンが原作となっており、2019年4月から約10か月間連載していました。

原作者のチェ・ヒソンは緻密なストーリー構成とスリル満載の物語が魅力の作家として人気を博しています。

あらすじ

クフェ市の廃墟で大規模な火災が発生。全身に火傷を負った状態で発見された男パク・ジェヨンは病院に搬送されたが、治療を担当した医師のイ・ジュヨンと何らかの因縁があるようだった。
火災から15日前。多額の借金で闇金業者に脅されたパク・ジェヨンは父親の保険金に目をつけ、元同僚の朝鮮族チャン・ギルリョンに父親の殺害を依頼したが、犯行現場では不測の事態が起きる……。

韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』のキャストは？

主要キャラクター

キム・ボムジュン：パク・ヘス

通りがかりの目撃者。
ハン・サンフンが交通事故を起こした際、その場に居合わせた男。事故を隠蔽しようとするサンフンに交渉される。

イ・ジュヨン：シン・ミナ

ソンシム総合病院の神経外科医。
火災現場から運ばれてきたパク・ジェヨンとは過去に因縁がある様子。同僚のユン・ジョンミンと交際中。

パク・ジェヨン：イ・ヒジュン

闇金で借金まみれの男。
父親の保険金で借金を返済するため、チャン・ギルリョンに殺害を依頼する。

チャン・ギルリョン：キム・ソンギュン

中国マフィア出身の朝鮮族。
パク・ジェヨンの元同僚で、現在は失業者。多額の報酬でジェヨンから父親の殺害を依頼される。

ハン・サンフン：イ・グァンス

漢方医院の院長。
イ・ユジョンと一夜を共にした夜に交通事故を起こし、それを隠ぺいしようと画策する。

イ・ユジョン：コン・スンヨン

ハン・サンフンと一夜を共にする女。
サンフンの車に同乗中に交通事故を起こし、警察に通報しようとするも彼に止められ、死体遺棄の現場に同行する。

ユン・ジョンミン：キム・ナムギル

ソンシム総合病院の神経外科医。
イ・ジュヨンの恋人で、優しく穏やかな人物。

韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』の見どころ

見事な伏線回収

本作は全6話という短い作品ですが、内容が非常に濃密です。

一見してバラバラに思えるエピソードが描かれていくなか、それらが徐々に交差し、交わっていくのは鳥肌もの。

偶然に思われた事件や出会いが巧妙に仕組まれた罠であったり、過去の因縁によるものであったりと、『悪縁』というタイトルにぴったりハマる作品だったかと思います。

選択を誤れば”誰もが加害者にも被害者にもなり得る”危うい状況が緊張感を与え、見ているこちら側も油断ができません。

因果応報という点においても、本作の演出には説得力がありました。

悪事を働けば必ずその報いがやって来る。そんな教訓めいたものが感じられ、胸糞の悪いお話の中でも悪の階級に応じてそれに伴う代償の大きさが比例していることから、最後にはどこかすっきりした気持ちにさせられます。

スピーディーで無駄のない展開

本作の演出にはとにかく無駄がない。

物語が進んでいく中でふと頭に浮かんだ疑問や伏線がすぐさま回収され、まさしく驚きの連続で事態が二転三転していきます。

息もつかせぬ予想外の展開でテンポよく進むせいか、1話分で描かれる内容が濃く、もうすでに何話か見たような気分にさせられるから不思議です。

また、登場人物の出番のタイミング、バランスも良く、主要キャラの人間性は要点が簡潔に描かれている。

過去回想の挿入や時系列の順序も秀逸で、飽きさせない構成にするための工夫がたくさん盛り込まれていました。

あれだけの数の主人公を全6話で満足させられるほどに描き切るのは容易ではなく、監督の力量を感じさせます。

メーターを振り切ったクズども

主要キャラクターたちの悪党っぷりも、見どころの一つです。

父親殺しに始まり、本作の登場人物は本物のクズばかり。それもちょっとやそっとのクズではなく、想像の斜め上をいく悪どさ。

常人では思いつかないような卑劣な発想を次々と思いつき、すぐさま実行する。視聴者的には正直引いてしまいます。

特に素晴らしい悪党っぷりを見せてくれたのは、やはりパク・ヘスが演じるキム・ボムジュンでしょう。

彼は悪事に対するブレーキが完全に壊れていて、常にアクセルが全開の状態。

自分が生き延びるためには何だろうと利用し、それに対しての罪悪感など皆無。

そんな振り切った姿には狂気を感じ、欲に溺れた人間の恐ろしさを心底思い知らされました。

韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』原作との違いは？

私は原作の漫画を読んでおらず、個人的に調べて得た情報なので確実性には欠けますが、実写化における興味深い追加要素を知ったので、下記に説明していきます。

以下はネタバレを多く含む内容となります。
未視聴の方はご注意ください。

登場人物の設定変更

原作ではパク・ジェヨンが父親殺しを依頼した朝鮮族のチャン・ギルリョンは、実は目撃者のキム・ボムジュンと同一人物だったという設定だそうです。

実写化にあたり、キム・ソンギュンとパク・ヘスが同一人物であるという見方は視聴者にとって難しいという考えからそのギミックをなくし、思い切って実行犯と目撃者の役割を分けたみたいです。

後半に差し掛かるまでチャン・ギルリョンとキム・ボムジュンの間に関係性を見出せなかったことから、唐突に現れた遺体やその思惑など、交通事故における謎がさらに上手く機能していたように思えます。

衝撃のラスト

個人的に驚きだったのは、ユン・ジョンミンが”臓器売買に関わる医師”であることがドラマ版で追加された要素であることです。

原作ではどのように幕を閉じたの分かりませんが、ドラマ版ではユン・ジョンミンという人物が掘り下げられ、最も凶悪な人間にとどめを刺す役として描かれました。

これによって、本作における”勧善懲悪”というテーマにも沿った内容になりました。

善人の顔をした彼の恐ろしい行為にぞわっとしつつも、これまで辛い思いをしてきたジュヨンを思うと、視聴者としては一種の快感を覚えることができました。

他にも色々と細かな追加要素や変更点はあるようですが、特に素晴らしかった２点を解説しました。

当初は8話構成だったものを全6話に凝縮したのも、物語に集中でき、かつテンポよく描き切ることができたため、良い判断だったと思います。

漫画原作の実写化は失敗が多い傾向にありますが、監督の裁量によって、本作は稀に見る大成功を収めました。

韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』の配信は？

いかがでしたか。

大して期待せずに観始めましたが、本作はまさしく一気見必至でした。

スリリングな世界観と不意を突く展開は、『ナルコの神』以来の衝撃。

見ていて気持ちの良いものではありませんが、それでも見てほしい。悪の真髄が垣間見れますよ。

韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』予告編

予告編を紹介しておきます。

韓国ドラマ『悪縁（アギョン）』配信情報

おすすめの動画配信サービス

2025年9月現在、『悪縁（アギョン）』はNetflixにて独占配信中です。

この機会に試してみてはいかがですか？

本作が好きな人におすすめ

『ナルコの神』

見どころを凝縮した名作、悪党同士の緊張感あふれる絡み合いという点から『ナルコの神』をおすすめしたいと思います。

おすすめの動画配信サービス

本ページの情報は2025年9月現在のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

それでは、また。