【朗報】アニメ『ダンジョン飯』第2期の制作決定!第1期の内容は?

アニメ『ダンジョン飯』第二期製作決定のアイキャッチ画像 アニメ
©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

※本ページはプロモーションを含みます。

心の中にしまっとけ。パイヨミです。

アニメ『ダンジョン飯』の第2シーズンが最終回を迎えましたね。

最後とは思わず何気なく視聴していたら、何だか締めっぽい雰囲気になって驚きました。第二期の製作が決定して本当に良かったです。

モチーフから面白い

第1シーズンを見終えた時点でまずまずの作品だと思っていましたが、第2シーズンに入ってからはさらに面白くなりました。

こういう現象を「良作から名作への進化」と個人的に呼んでいますが、本格ファンタジー x 飯テロ漫画という稀に見る化学反応で、まさしく類を見ない作品となっています。

第1シーズンはレッドドラゴンに食われたファリンを助けるというシンプルな目的で進み、自給自足でモンスターを食料にするという点が、一風変わって面白い作品でした。

作者の知識が豊富なためか調理法もリアリティがあり、モンスターから作られたとは思えないほど旨そうな料理が毎度登場しました。このまま食戟に出しても勝てそうなくらいです。

魔物食レシピはこちら

亡霊で作ったソルベが、方法も含めてシュールで好きですね。

前半の山場となるレッドドラゴンとの対峙シーンでは、これまでの和やかな雰囲気が一転。緊迫した戦闘が繰り広げられ、ライオスに至っては足を食いちぎられる始末。

禁術を使用してのファリン蘇生も含め、徐々にアウトローの様相を呈してきました。

そこに「狂乱の魔術師」が登場したことで、かなりやばい雰囲気を醸し出すことにも成功。危うく全滅の危機に晒されますが、マルシルの活躍により辛くもその場を脱出しました。

意外と優秀なパーティーなんですよね。
そこがまた面白いところですが、詳しくは後半で。

ダンジョンらしいギミック

第2シーズンに入り、飯テロの新鮮味を失い始めてきた頃、今度はダンジョン探索の醍醐味を発揮してくれました。

ダンジョン特有の仕掛けに翻弄されるパーティーと、臨機応変に掻い潜る展開。

本格ファンタジーかどうかはさておき、ダンジョンの特性を生かした多彩なギミックは、本作の新たな一面として魅力的に感じられました。

いくつか印象的な回を挙げていきます。

第15話「ドライアド/コカトリス」

「人を漬物石に使うな!」

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
引用:アニメ『ダンジョン飯』第15話「ドライアド/コカトリス」

原作者、九井諒子のギャグセンスが凝縮された一言でしたね。

コカトリスに噛まれ、おかしなポーズで石化したマルシル。解除までにかかった時間や起こった出来事について聞かされた際に、彼女が発した言葉です。

コカトリスの肉を塩水に浸したセンシが、石化したマルシルを重しに使ったことに対するツッコミですが、真っ先にそれを言う辺り、やはり彼女は只者じゃない。(お笑い的に)

第18話「シェイプシフター」

「センシはいつもかっこいいよ」

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
引用:アニメ『ダンジョン飯』第18話「シェイプシフター」

他人から見た自分とは、様々ですね。

ライオス一行が遭遇したのは、思考を読んで姿を真似るシェイプシフター。

個人から見た残り三人の姿を真似た者が全員分で、本人を含めた計16人の中から正解の4人を探し出さなければなりません。

放っておくと本人を殺して入れ替わるという恐ろしい知識をライオスから披露され、マルシルたちは躍起になって偽物を探し始めます。

明らかに見た目が違う者や所持品などから判断し、残りはライオスを除いた3名が二人ずつ。

最も違いのわからない男に決断を委ねなければならない展開がまた面白かった。

モンスターの特性で苦労させられるだけでなく、パーティーにおける問題点や利点を生かした突破劇もまた、すべてに無駄がないですね。

第23話「グリフィンのスープ/ダンプリング1」

「ずっとこのスープをもう一度飲みたかった」

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
引用:アニメ『ダンジョン飯』第23話「グリフィンのスープ/ダンプリング1」

センシの過去があれほど壮絶なものとは驚きましたが、ライオスの貪欲なまでの探究心が彼を救う結果となりました。

迷宮内でグリフィンに遭遇し、撃退した一行。

グリフィンによって過去に仲間を殺され、役立たずの自分のせいで仲間割れをする同族の姿を目の当たりにしたセンシは、その時に生き残った最後の仲間が「倒したグリフィンのスープだ」と言って手渡してくれたものの味が忘れられません。

果たしてそれは、本当にグリフィンのスープだったのか。

はたまた、仲間割れの末に殺してしまった同族のスープだったのか。

ライオスの提案でグリフィンのスープを飲んだセンシは、あの時とは似ても似つかぬ味に落ち込みます。

ですがライオスは、そこで思いもよらぬ見解を述べました。

彼らがいる地域はチェンジリングと呼ばれるきのこの群生地で、輪になった場所を潜ると物質が他のものに入れ替わるというのです。

グリフィンかと思われたモンスターは、実はチェンジリングを潜ったヒポグリフだったんですね。

早速ヒポグリフの肉をスープにしてセンシに飲ませたところ、彼は以前に飲んだスープと同じ味に涙し、過去の仲間たちとライオスたちに感謝します。

誰もがセンシの話を聞いて人肉スープだと思い込んでいたので、あの時の仲間は失ってしまったけれど、結論としては本当に救われた気分だったと思います。

この回はギミック込みで素晴らしいお話でした。

ここで終わりかと思いきや、チェンジリングを踏んでしまった一行は全員の種族が入れ替わり、次回に相当苦労するのですが、これもまた面白かった。

ちなみにチルチャック推しの私としては、チェンジリングで髭面のおじさんになってしまった時に「早くなんとかしてあげて!」という気持ちでいっぱいでした。

結局、狂乱は誰か?

今作で最も狂っているのは誰か。

狂乱の魔術師?

いいえ。

答えはもちろん、我らが主人公ライオスです

ダンジョンを構築したエルフのシスルは「狂乱の魔術師」と呼ばれていますが、本来の意味で狂乱と呼ぶに相応しいのはライオスではないのか。

え? あの人って、サイコパスだよね……?

そんな風に思う方は、結構多いはず。

ファリンのことをしみじみと思い返しながら亡霊をたこ殴りにしたり、センシの過去を聞いておきながらあっさりとモンスターを食ってみようと言ってのけたり。

数え切れないほどの問題発言、問題行動。

あの人ってデリカシーがないとかそういう次元じゃなく、もう狂ってるとしか言いようがないんです。

モンスターを食ってみたいと言い出した初期の頃から風変わりな奴だとは思ってましたが、ライオスはやっぱり勇者の器ですね。「勇者ヨシヒコ」の器ですわ。

死生観云々を通り越して、ただただモンスターにしか興味がない。冒険者になったのも成り行きでしたね。もう少し何かあるものかと思いましたが、ただの野生のヨシヒコでした。

それでも彼には深層で戦い抜く力があり、生き残る術を持っている。

狂っている(個人の感想です)とは言え、モンスターに関する知識が豊富で、トールマンとしても腕が立つ方かと思われます。

ライオスを含め、このパーティーは意外と優秀。なによりバランスが良いんです。

RPGの役職にざっくり当てはめると、勇者、戦士、魔法使い、盗賊に例えられます。

チルチャックが戦力的に不安でしたが、第2シーズンからイヅツミが加入したことにより、ほぼ完璧な布陣となりました。

でもあいつ、ちょっとバーサーカーって感じが否めないかぁ……。

正直言うと、ここにシュローが入ると無敵な感じはしますが、彼らのように精神が逞しくないので、長くはもたないでしょう。(実際、ライオスのことが苦手でパーティーから抜けたようなもんだし)

初めは「こいつらよく生き残ってるな」と思うほどポンコツな連中に思えましたが、今ではこのパーティーなら狂乱の魔術師と対峙しても、何とかしてくれそうな期待が持てます。

第二期の放送はいつ?

アニメ『ダンジョン飯』の第二期の放送に関してですが、アニメ作品の大半が製作を発表してから1~2年後の放送となるので、早くても2025年の6月~7月頃の放送になるでしょう。

アニメ第一期の制作会社は「天元突破グレンラガン」や「キルラキル」などオリジナリティ溢れる作品を世に輩出したTRRIGERでしたが、最終回の時点で発表があったことから、次回も同じ制作陣で進めていくものと考えるのが妥当かと思われます。

新たな声優陣の発表等は今のところなく、既存のキャラクターもスキャンダルを起こさない限り変更はないでしょうね。第二期では小林ゆう(狂乱の魔術師)の出番がようやく増えそうです。

銀魂を見てきた私としては、あそこで怪演を見せてくれた連中の働きに期待しているので、今後も同行を見守っていきたいと思います。

少々厨二臭い登場をしたカナリア隊の皆様方はどんな関わり方をしてくるのか、カブルー、ナマリ、シュローを含むパンピー勢は活躍の場を持てるのか、その辺りも含めて第二期に期待したい。

まとめ

今回は『ダンジョン飯』第二期を記念し、第一期の総括とさせて頂きました。

記事を読んで興味が出てきたという方は、ぜひ観てみてくださいね。

アニメ『ダンジョン飯』の配信情報

アニメ『ダンジョン飯』は上記以外にも各種サブスクにて配信されていますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。

それでは、またの機会に。

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