『ロンバケ』の時、木村拓哉は何歳?あらすじや見どころをご紹介します。

ドラマ『ロングバケーション』のアイキャッチ画像 ドラマ/番組
(C)フジテレビ

※本ページはプロモーションを含みます。

チョベリバ。パイヨミです。

レトロシリーズ第3弾!
皆さんは夢を見ていますか?
頑張りすぎて現実に疲弊し、投げやりになってはいませんか?

何度見返したことか

『ロングバケーション』とは

時代の象徴、木村拓哉さん主演の大ヒットドラマ『ロングバケーション』、通称『ロンバケ』についてお話したいと思います。

この作品を初めて観たのは随分と前ですが、一定期間ごとにリピートしているのであまり古い記憶という気がしません。

個人的には、国内のドラマランキングで第一位を獲得しています。

次いで『結婚できない男』が控えていますが、それについてはまた機会を設けましょう。

『ロングバケーション』、通称『ロンバケ』は1996年4月15日から6月24日までフジテレビ系の「月9枠」にて放送されたテレビドラマで、主人公の瀬名くんの影響からピアノを習い始める男性が続出する「ロンバケ現象」という社会現象を巻き起こすほどの人気ぶりでした。

脚本は『愛していると言ってくれ』や『ビューティフルライフ』など数えきれないほどの恋愛作品を生み出した北川悦吏子さん。

出演キャスト

出演キャストも華やかですね。それにしてもみんな若い!

  • 瀬名秀俊 – 木村拓哉
  • 葉山南 – 山口智子
  • 葉山真二(南の弟) – 竹野内豊
  • 小石川桃子(南の後輩) – 稲森いずみ
  • 奥沢涼子(瀬名の後輩) – 松たか子
  • 氷室ルミ子(真二の恋人) – りょう

この他に広末涼子や森本レオ、豊原功補なども出演されています。

この時の木村拓哉さんが23歳で、瀬名秀俊役(24歳)を演じられていました

いやぁ、やっぱり若いですね。

第1回放送時の視聴率から30.6%という記録的な数字を叩き出し、最終回には脅威の36.7%まで上がったというので驚きです。

今とは違い、自宅でテレビを観ることが多い時代だったとはいえ、この視聴率はかなり凄い。

作品のあらすじ

『ロンバケ』は簡単にご説明すると、プロのピアニストを目指す主人公の瀬名秀俊(24)が葉山南(31)という女性に出会うことで、自身の殻を打ち破ることに成功するお話です。

その過程で紆余曲折があり、人物関係に変化があり、その都度瀬名くんは傷つき、成長し、自身の気持ちと向き合うことになるのです。

これだけでは単なるショートフィルムに思えてしまうので、もう少しだけご説明します。

大学院入試に落ちた瀬名は、音楽教室の講師で生計を立てながらピアニストを目指していました。
腕は良いが何かが足りない。そう評価される彼は、コンクールで落選し続けます。

一方で、結婚式当日に婚約者に逃げられた葉山南(31)は、婚約者のルームメイトである瀬名のマンションに押しかけ、彼が再び現れるかもしれないという理由からその部屋に転がり込みます。

ひょんなことから始まった、共同生活。
問題は多々ありました。両極端な性格をした二人は、衝突が絶えません。

シャイで自分の気持ちを素直に表現できない瀬名は、陽気だが時々デリカシーに欠ける発言をする南に心をかき乱され、これまでにない感情の爆発を経験します。

南もまた、真正面から瀬名に指摘されることで傷つき、そんな自分だから婚約者に逃げられたのかもしれないと自身の無神経さを省みます。

二人は衝突を繰り返しながらも互いを見つめなおし、いつしか奇妙な連帯感が生まれ始めます。

作品の見どころ

散々な奴ら

この物語には様々な恋愛模様が存在しており、それがまた見応えでもあります。

瀬名が想いを寄せる後輩の女の子、過去にピアニストを目指していた南の弟とその恋人、南のモデル時代の後輩に、モデル時代の全盛期を知るカメラマン。

これらの登場人物が出会い、時に恋をし、破局し、それぞれの道を生きていく。
北川悦吏子さんは、心の機微を描くのが非常に上手ですね。

恋愛関係で集団の仲を拗らせるようなお話だと、理由がおざなりであることが多々あるのですが、この作品に関してはどこか納得のいく展開となっています。

これは瀬名くんという人物の設定に、きちんと芯があるからだと思われます。

ミスター我慢強い男、瀬名くんにかかれば、情けない場面も味のあるシーンとなり、恋敵である男と同居するなどというシュールな展開もまた、受け入れることができるのです。

なお、この物語の登場人物は、結構ディープな方たちばかりです。

主人公たちの背景事情
  • 瀬名秀俊:音大に落ちたうえ、音楽教室で指導する高校生からは「あなたみたいになりたくない」とズバリ言われてしまう。
  • 葉山南:婚約者に逃げられ、年齢を理由にモデルをクビになる。
  • 葉山真二:元音大志望だが受験日に下痢になって落ち、「あんたの人生はドミノ倒しみたいに上手くいかない」と姉からも言われる。
  • 小石川桃子:異性関係に奔放で、不倫の真っ最中。
  • 氷室ルミ子:真二と交際したのは競馬場でナンパされたのがきっかけで、一時は涼子ちゃんと二股され、しまいには略奪愛される。

何というか、主人公が芸術家ということも関係するかと思いますが、一般的な会社員の方は一人もおらず、瀬名の大学の後輩である奥沢涼子を除いて全体的に”その日暮らし”といった印象を受けます。

喫煙率も高く、取っ組み合いの喧嘩もあり、飲んだくれるシーンが多い。

この人生ダメな感じが本来は重い雰囲気となって現れるところですが、この作品ではそういった気配がまるでなく、むしろ軽快なラブコメとして成立しているのが素晴らしい。

これはやはり脚本家のおかげなのか、はたまた豪華俳優陣の実力によるものか。

多数の登場人物がいるのにも関わらず、それぞれが存在感を発揮できているのは、やはり人物設定が細かく練られているからでしょうか。

そういう細やかな作業で、やはり作品の質は変わってくるものですね。

立ち止まる勇気をくれる

『ロンバケ』を何度も見返してしまう最も大きな要因は、やはりタイトルに込められたメッセージによるものでしょう。

婚約者を失い、職を失い、それでも足を止めず就活に励む南(31)でしたが、まるで思うようにいかず、「パチンコ屋で一日過ごしてた」と肩を落としながら漏らした時に、瀬名はこんな名言を残しています。

「俺さ、いつも走る必要ないと思うんだよね。あるじゃん。何やっても、うまくいかない時。そういう時は、なんていうかさ、神様がくれたお休みだと思って、無理に走らない。焦らない。頑張らない。自然に身をゆだねる」

(C)フジテレビ
引用:ドラマ『ロングバケーション』第二話 瀬名秀俊

タイトルを体現した良いセリフですね。

個人的には、そうすれば良くなるのかという問答の末に、「たぶん」と瀬名くんが答えるところまでを含めて一つの名言だと思います。

押し付けがましくなく、ふと笑みがこぼれるような、そんな場面でした。

散々な目に遭った時、それでも足掻き続けるのではなく、足を止めてみるのも一つの方法ではないでしょうか。

そうやって肩の力を抜き、広い視野を持つことができたら、再び動き出せばいい。

大きく飛ぶためには、屈む必要がありますからね。

私も以前に職を失った経験がありますが、そんな時に気持ちを楽にさせてくれたのが、このドラマでした。

壁にぶつかった時、何をやっても空回りになる時、心が擦り減った時、現状の自分が無理をしているなと感じられた際には、是非このドラマを観てしばしの休息を味わってみてください。

そうすれば、良くなりますよ。たぶん。

まとめ

いかがでしたか。

今回はドラマ『ロングバケーション』について紹介させて頂きました。

時代背景に懐かしさがありつつも、普遍的なラブコメ作品。やはり後世に語り継がれるべき作品だと思いました。

▼Blu-ray BOXの購入はこちら

配信情報

2024年6月時点の情報となります。

「TSUTAYA DISCAS」ならば初回特典で14日間のお試し期間がありますので、期間は限られますが未登録の方は全話無料で視聴することも可能です。

気になった方は是非お試しください。

それでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました